長編3(ブック)

□第二百十三話
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ヴァイ「……ふ……!!
 ふしだらなっ!!」

「「ふしだらァ〜〜〜〜〜〜!!?」」

ヴァイ「こんなピンク一色の頭の中見た事がないっ!!」

「えェ!!?」

ヴァイ「作戦はどうしたの!? 大切な目的は!?
 この状況であなた一体何を考えているの!!?
 …………!!」

サンジ「………!! 君の事……」

ヴァイ「!!?」

サンジ「……あの時の君の目は……!!
 真実を語ってた……!!」

「殺して欲しい男がいる」と言ったヴァイオレット
サンジはすでにその時から何かを感じていたのだろうか……。

ヴァイ「!!?」

サンジ「……たとえ……100万人が君を責めても……
 おれは女の涙を疑わねェっ!!!」

「何をくだらねェ事言ってんた
 死に損ないィ!!!」
「姐さん!! この変態野郎
 もう役に立たねェんなら消しちまおう!!」

男達は武器を持ち
サンジを囲む。

「懸賞金7千7百万 麦わらの一味!!
 “黒足のサンジ”の首ィ〜〜〜
 いただきィ〜〜〜!!」

ヴァイ「“熱鉄の涙(イエロ・ラグリマ)”」

ヴァイオレットは自らの目から鯨を出した。

ヴァイ「“目鯨”っ!!!」

それは大きくなり
そこ一帯を襲った。

「ちょっと姐さん 何を〜〜〜!!?」

部下達を倒したヴァイオレットは
サンジへ駆け寄り
手錠を外していく。

サンジ「ヴァイオレットちゃん
 ………やっぱり不本意でドフラミンゴの部下に……」
ヴァイ「……いいの私は……!!
 お逃げなさい……“黒足”!!
 私達はあなた達の現在の行動を全て把握してる」
サンジ「え!?」
ヴァイ「敵の私を信じ抜くなんて……
 ホントにダメな男……!!
 さっきはありがとう……うれしかった……」
サンジ「事情は知らんがドフラミンゴの下にいたくねェんだろ!?
 ………!! こんな事までして!!
 おれ達の船で一緒に島を出よう!!」
ヴァイ「こっちを見て “黒足”」
サンジ「!」
ヴァイ「この島にシーザーを連れて来た瞬間から……
 あなた達は彼の“罠”にハマってるの」
サンジ「罠!?」
ヴァイ「私の頭の中を覗いて
 これは今朝のドレスローザの記憶……」

サンジはヴァイオレットから今朝の様子を見せて貰う。
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