長編2(ブック)

□第百八十三話
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「誰なの!?」
「知らない人たち……!!」
「でもロボがいる!!」
「“氷った人たち”!? 逃げて来たの!?」
ナミ「氷った人?」
「ロボだー!!」
「クワガタロボ〜〜〜!! きゅうきょくだ!!」
「「ローボ!! ローボ!!」」

子供達はフランキーを見て大はしゃぎ。

サンジ「男子に絶大な人気だな」
ナミ「“氷った人”ってなに?」
フラン「巨人族のガキ共か!? 巨人の島か!? ここは……!!」
ナミ「そんなに大きくない子もいる……」

「「ローボ!!」」
「クワガタ!!」
「みて! タヌキのぬいぐるみ」
「あ まゆげぐるぐる」

サンジ「うっせーガキィ!!
 種族問わねェ養育施設か?」
「おい おぬしら!! 「モモの助」という子を知らぬか!?
 男子でござる!!!」

だが子供達は一気に怖がってしまう。
それもそのはず 首だけのものが喋ったのだから……。

「わああああ首が喋った〜〜〜〜〜〜!!!」
「え〜〜〜ん こわい〜〜〜!!」

サンジ「バカ黙ってろ!!! 何も聞けなくなるだろ!!」
「うっ」
フラン「おい 追っ手が来た!!
 とにかく奥へ進め!!」

子供達と同じ方向へ走り出すナミ達。

廊下には防護服の者達が銃を持ち走っていた。

「ガス弾の使用は最小限に!!
 「ビスケットルーム」の扉が開いてる!!」
「銃や爆発物は禁止だ!!!
 子供に当たると“M”の怒りを買う!!」

部屋の中では大混乱。

サンジ「おいお前らここはどういう施設なんだ!?
 教えてくれェ!!」
「「モモの助」という子を捜している!!」

「きゃ〜〜〜〜〜〜!!」

ナミ「あんた喋んないでよっ!!」

泣き叫び逃げ惑う子供達。
ナミは男を殴る。
すると男は

「女に手を上げられた!! 武士の恥でござる!!
 腹を切りたい!!」
ナミ「切れ!! いちいちうるさい!! 男尊女卑男!!!」

部屋の扉からは

「待てー!!
 脱走者達ィ!!」
「逃がすな!!」

「「「わ———!!!」」」

子供達は突然の訪問者に
大混乱。
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