長編2(ブック)
□第百二十六話
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「マゼラン署長!!
同階LEVEL3への階段前に早くも黒ひげが現れたという情報で……!!」
マゼラン「“黒ひげ”にはシリュウをぶつけたハズだぞ やられたのか」
【——こちらモニター室!!!】
マゼラン「どうした」
【た…大変な事に……!! 映像受信大電伝虫がやられ
獄内のモニターシステムが全て停止!!
さらに「海軍本部」及び「政府機関」への連絡ツールを全て断たれました!!
もう外部への連絡は…………!!】
マゼラン「おい!? どうした!!? そこで何があった!!
一体誰の仕業だ!!」
通信が途絶えてしまった。
モニター室にはシリュウが立っていた。
シリュウ「……チクるんじゃねェよ…マゼランが来ちまうだろ」
にやりと笑っていた。
「通信が……!!」
マゼラン「誰か確認に向かわせろ!!
——こっちもマズイ…
“黒ひげ”がこの階に到達したという事は
「LEVEL2」の扉もこじ開け通貨したという事に……!!
何一つ好転せんか……!!
ネズミ一匹の侵入を許しただけで……とんだ騒ぎになったもんだ!!」