長編2(ブック)

□第百二十六話
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クロ「血!? ゴムだろ アイツは」

ルフィ「ぎゃああああ……!!!」

ルフィは痛みに悶えたが
すぐに立ち上がって黒ひげに立ち向かう。

ルフィ「んぅ!!!」

黒「!」

ルフィ「“ゴムゴムの”」

だがそんなルフィを止めるのは——

ジンベエ「待てルフィ君!! もうよせ!!
  今はいかん!! 耐えろ!! 何が先だ!!?
  よう考えるんじゃ!!!」
ルフィ「……………!!! フー!!!」

黒「ハァ…ハァ…」

ジンベエ「“白ひげ”のオヤジさんの船にいた頃から
  コイツは得体の知れん男じゃった!!
  どんな手を使うたかは知らんが……現に今は あのエースさんさえ
  討ち負かす程の“力”を手に入れとる!!
  “時間”も“体力”も ここで無駄にするな!!
  感情に任せて今戦っても エースさんの救出には繋がらん!!」
ルフィ「ハァ……ハァ……」

黒「………想像以上に強ェな……以前より覇気も上がってる」

クロ「“黒ひげ”と言ったなァ
  “白ひげ”の船の名もない海賊がおれの後釜に入ったとは聞いてるが……
  妙じゃねェか?
  「海軍本部」に召集を受けてる筈の貴様がなぜここにいる
  自ら欲した“七武海”の称号をすでに捨ててるといえる」

黒「全て計画の内だ 色んなズレは生じたがな
  ——その全てをお前に教える義理があるか? Mr.クロコダイル」

クロ「……ねェな 実際の所 興味もねェ」

黒「愛想のねェ野郎だ」

クロ「ああ……一つ言っておくぞ
  アリアを政府に献上と言っていたが
  七武海の称号を欲していたのならやらなくてよかったなァ
  連れてきた時点で七武海の称号はもらえてねェからな……
  あのピンク野郎によってな……
  それこそ大事だ」

黒「??」

クロ「わからねェなら いいさ
  興味がねェんならな」

そんな中に声が響き渡る。
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