長編2(ブック)

□第百二十五話
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LEVEL4——
焦熱地獄

「もうダメだァ〜〜〜〜!!
 獄卒獣達がやられちゃあ 止めようがねェ〜〜〜〜!!」

「進めー!!
 「LEVEL3」への扉は近いぞ!!」
「突き進めー!! もう恐いモンはねェ!!」

「くそ〜〜〜〜!! どんどん数も増えていく!!」
「もう!! どう止めたらいいのか解らねェコイツらァ!!!」

囚人達の前にはサディが立ちふさがる。

「獄卒長 サディだ」
「構わねェ 押しのけろ!!」

サディ「おだまり!! サディちゃんとお呼び!!
  興奮の檄“赤魔鞭(アカマムチ)”!!!」

サディは鞭を打つ。

「「「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」」」

サディ「よくも私のかわいいん〜〜〜〜♡
  獄卒獣(シモベ)達を!!!」

それは橋を崩してしまう。

ルフィ「あんにゃろ!!」

ルフィはサディに立ち向かうとするが
それを弾いたのは——

イワ「お待ち!! ヴァナータは先へ進めと言ったブルわよね!?
  ヒーハー!!!」
ルフィ「うわーっ!!」

イワンコフはサディへと蹴りを入れる。

イワ「道をお空け!! エキセントリッカブル・ガール!!」

その姿は今までとは全然違うスタイルの良い女性へと変わっていた。
蹴りはうまく避けられてしまう。

サディ「ん〜〜〜〜♡
  おだまり!! 女になったイワンコフね
  どっちつかずのアナーキスト!!」
イワ「ンフフ 今は!! 女の気分〜〜〜〜ん!!
  ヒーハー!!」

二人は戦い始める。

ルフィ「アレ誰だ!? イワちゃんみてェな喋り方!!」
イナズマ「ルフィ君 急げ!! 階段は近いぞ!! 
  扉は私が開ける!!」

するとイナズマの目の前には——

ハンニャ「ここが地獄の大砦!! 何人たりとも」

イナズマ「ん?」

ハンニャ「通さんぞォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「「「うわあああああ〜〜〜〜!!!!」」」

ハンニャバルは武器を振り回していた。

ルフィ「何だアイツ!!
  扉 堂々と開けて」
イナズマ「ハンニャバル!!……この監獄の副署長だ」

ハンニャ「見よ!! 「LEVEL3」へ登る階段には 千人の
  “監獄弾バズーカ部隊”を配置している!!
  貴様らに出口などないっ!!」
「くそー!」

「うお——!! 副署長がなぎなた“血吸(ケッスイ)”を持ってる!!
 本気だ!!」
「じゃあ 頼りになるぞ!! 強ェぞ!!」

ルフィの前に立ちはだかるハンニャバル。

ハンニャ「か弱い庶民の明るい未来を守る為!
  前代未聞の海賊“麦わら”!!!
  署長に代わって極刑を言い渡す!!!」
ルフィ「どけ」
ハンニャ「やだね——っ!!」

すると看守達が楽器を持って慣らし始める。

ハンニャ「“般若”! “般若”!! デ・リズム♪
  “般若”!! デ・ニャバル♪
  御存知!! ハンニャカーニバル!!!
  “焦熱地獄車”!!!」

ハンニャバルの薙刀の切っ先に火が付き
回しながらルフィへ攻撃を始める。

ルフィ「あち あち
  どかねェなら ぶっ飛ばしていくぞ!!!
  おれはエースを助けに行くんだ!!」
ハンニャ「笑わせるな! そう簡単にぶっ飛ばされては
  副署長は務まらねわァ!!!」

ルフィはギア2を発動する。

ハンニャ「ん?」
ルフィ「“ゴムゴムのJET銃乱打”!!!!」
ハンニャ「!!? ブゴボガゲボ〜〜〜〜!!!」

ルフィの攻撃はハンニャバルの顔面に直撃。
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