長編2(ブック)

□第百二十三話
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2「何コノ変態軍団!!」
「キャーイワ様〜〜〜〜!!」
2「え!? イワ様………!?」

ステージ上ではフラフラとしているイワンコフ。

イワ「……ふう……あァ ちょっとテンション上げすぎて…… 
 ひ……貧血をおこ……おこ……」

「イワ様 大丈夫〜〜〜〜!?」

だが——

イワ「起こさな——い!!!」

「起こさねェのかよっ!!」
「一本とられたよ!!」

イワ「ン〜〜フフフ ウェルッ!! カマ——!!
  我が「ニューカマーランド」へ!! ヒーハー!!
  ハッ!! ハハ〜〜〜〜!!」

2「……もしかしてア…アンタが……イワさん……!?」

イワ「あ〜〜〜〜ら ヴァナタ!! ヴァターシを知っ〜〜てるっつーの!?」

「ちょっとちょっと!! “イワさん”だなんて 気安いわよ!!?」
「そうだぜ キングオブニューカマー「イワ様」だぜェ!!」

イワ「おだまりキャンディーズ 小さな事ナブルにこだわるんじゃないわよ
 呼び方ナブルなんて小さな問題 名前なんて何でもいい……
 “ウンコ”でもいいわ……
 ウンこはイヤ〜〜〜〜!!!」

「いやなのかよっ!!!」
「一本とられたよ!」

2「……この人が……“奇跡の人”……!!
 あちしがずっつ…敬愛し続けた人……!!」

そんな賑わいを見せるそこに——
扉を開けて バズーカを持った男が入って来た。

「エンポリオ・イワンコフ!!!
 てめェは元々「カマバッカ王国」の女王だったらしいな……!!
 15年も昔……!! 一国の王だったおれの親父が…
 「カマバッカ王国」に足を踏み入れ……オカマになって帰ってきた!!
 国も家庭も崩壊し……!! 王族のおれは海賊に身を落とした!!!
 ここに敵がいたとは!! この転落人生の落とし前 今こそつけて貰うぞ!!」

イワ「アガッ!! アガガガガガガ……や…やややめなさい!!
 そんな武器持ち出して!!! 危ない!! 危ないっタラバ!!!!
 死んじゃう…!! 当たったらし……し……死んじゃわない!!」

「死なねェのかよっ!!」
「一本とられたよ!」

男はバズーカをイワンコフへ撃つ。
それを見て

イワ「おお〜〜〜〜………」

それは目の前までせまっていた。

イワ「“DEATH WINK”!!!」

イワンコフがウインクをすると
弾は風圧で男の元へと返っていった。

「ぐおォ〜〜〜〜!!!」

「……でた イワ様のただのまばたき
 「デス・ウインク」!!」

イワ「ン〜〜〜〜フフフ」

2「ま…まばたきで砲弾を押し戻せるの!!・」

イワンコフは気が付けばステージの上から
男の前まで飛んでいく。
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