長編2(ブック)

□第百二十二話
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だが——

2「何ですって——!!? いや…何だとォ——!!?」
「今までもマゼラン署長に戦いを挑んで
 重複する毒を食らい生き延びた者はいません
 一種類ならまだしも
 数種類の署長の毒に対して解毒剤は作れないのです………!!」
2「アンタらそれでも医療班なの!?
 ジョ——ダンじゃな——いわよ——う!!」
「「え!?」」
2「いや…冗談じゃないぞ!! 何とかしろォ!!
 麦わらのルフィは生かして海軍に引き渡す事になったのだ!!」
「——しかし 下手に薬を打てば死を早めるだけです
 残念ながら彼を生かす術は………」
2「…………!!」

ボン・クレーは部屋を出て再び
尋問部屋へと戻って来て頭を抱えた。

2「ぐぬぬ……!!」
バギー「見ろ……!!
 麦わらはもう救えねェんだよ!!」
3「マゼランと戦って生きながらえるなんてそんな奇跡は起きんガネ」
2「……奇跡……」
「「ん??」」
2「………そうよう インペルダウンにはあの人がいた………!!
 “奇跡の人” オカマ王 イワさん………!!
 ……医者が匙を投げた人間を!! 死にかけた国を!!
 あらゆるものを救ってみせたという
 「救済伝説」を残してきたオカマ界“最強の星(スター)”!!
 イワさん!!
 今こそあの人を捜すしかないっ!!」
「「誰?」」

ボン・クレーは二人を連れて
LEVEL4職員専用階段へと来ていた。
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