長編2(ブック)

□第百二十二話
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LEVEL5——
「極寒地獄」

そこへルフィは毒がついたまま
連れて行かれた。

LEVEL4 LEVEL3への連絡通路前——

そこにたどり着いたマゼランは絶句していた。

マゼラン「これは一体どういう事だ!!!
  ハンニャバル 貴様がいながら………!!!
  兵士全滅とは………!!」

倒れているハンニャバルを掴んで起こすマゼラン。

マゼラン「目を覚ませ ハンニャバル!! ここで何があった!!」
ハンニャ「ぐえっ!! ぐえ——っ!!
  あ しょ…署長!! 手を離して〜〜〜〜!!
  ぶへ……!!……も 申し訳ありません………!!
  油断しました……!!」
3「ご……拷問はやだガネ〜〜〜〜!!!」
バギー「畜生 あのオカマ野郎 おれ達を見捨てやがって〜〜〜〜!!!」

ハンニャバルはマゼランに土下座をする。

ハンニャ「犯人は……オカマの拳法使いで……
  何というかフイをつかれたというか……」
マゼラン「言い訳はいい……階段で上階へ逃げられたんだな……?」
「その囚人はクロコダイルの「バロックワークス社」で
 Mr.2“を名乗っていた男でして……!!
 あ!! オカマでして……」
マゼラン「どっちでもいい」
「LEVEL3の囚人です 捕まるのは時間の問題かと……」
マゼラン「LEVEL2の暴動はどうなった」
「ほぼ鎮圧されている様で………」
マゼラン「——このLEVEL4に集めた兵をそのままLEVEL3へ押しあげろ
  サディちゃんに指揮を執らせ獄卒獣も解き放て! 後は任せる」
「ハイ…この捕らえた二人は…」
マゼラン「……好きにしろ…!!
  さっさと掃除を済ませて早くいつものインペルダウンへ戻せ…!!
  ——おれはこれより“閉ざされた場所”へ赴く」
「ゲリですね」
ハンニャ「…おい!! 貴様らも早く起き上がって最後の逃亡者を探しに行け!!」
「……!! い…痛てて…」
「ハ…ハイ!! すぐに」
「あ この二人をどうしましょうか」
ハンニャ「あァ……こいつらには聞きたい事がある 尋問部屋を開けろ
  二人は私が責任を持って預かる」
「了解しました」

ハンニャバルとバギーと3は尋問部屋へと入っていく。

「それでは副署長」
ハンニャ「ああ」

ハンニャバルは急いで部屋の扉を閉める。

バギー「………ハァ…ハァ…助かったぜ」
3「ご…ご…拷問から逃れられたガネ!! よ…よし これからどうする」
ハンニャ「決まってるじゃない 急がなきゃ……!!
  一刻も早く……!!」

ハンニャバルは左手で顔を触る。
するとその顔はボン・クレーへと変わる。

2「麦ちゃんを救出するのようっ!!」
バギー「きゅ…救出ってお前!! あいつはマゼランの毒にやられて
  LEVEL5にブチ込まれたって兵士が言ってただろ!!
  麦わらの命自体希望もねェし!!
  おれ達まで犬死にだ!!」
2「犬死にだろうがカマ死にだろうがカマわねェ
  あちしはマゼランと麦ちゃんに背を向けた時
  すでに命をそこに置いてきたのよう……!!
  あの場で共倒れになり捕まるよりも!!
  あちしが逃げて…麦ちゃんも命さえ留めてくれたなら
  死んでもあんたを救いに戻って来ると!!
  誓いを立ててあちしは走った……!!」
バギー「………誓いを立てたのはいいが
  てめェ せっかく逃げて助かったのに!!
  何でまたあいつの為に死に場所に
  戻る様なマネしなきゃならねェんだ!!!」
2「友達(ダチ)だからだようっ!!
  理由なんざ他にゃいらねェ!!!」

ボン・クレーは急いでそこから出て
医療室へと急ぐ。
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