長編2(ブック)

□第百二十二話
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これには囚人達が目を見開いた。

「何だ コイツ血まみれで……」

2「………あン時 あぢし 逃げてごべんねい!!!!」

「「「……………!!!」」」
「お前は……何だ」

2「友達!!!! 麦ちゃん………!!
 アンタを死なせやしない!!!」

その気迫に囚人達はただ見ているだけだった。
ボン・クレーは鍵を開けて ルフィを乗せるソリを引っ張ってくる。

鍵を置いてったことで囚人達は——

「脱獄か……考えた事なかったぜ」

ボン・クレーは囚人達に「イワさん」の行方を聞く。

「イワさん〜〜〜〜!?
 知らねェよ あんなオカマ野郎の行方なんざ 何なんだてめェは」
2「!!!!」
「エンポリオ・イワンコフ………!! あァ……いたなァ 昔……
 死んだんだろ?」

いろんな牢屋に聞きに歩き回る

「あァ!? 何でいねェ奴捜してんだ
 お前 それより……どうやって檻から出た おれも出せ……なァ!!!」

2「イワさんって人を捜してるのよう!! もしもし!!?」

すでに凍り付いて口も聞けない様子の人もいた。
するととある囚人は指を指す。

「あっち見てみろ 林があるだろう
 あそこに今は使われてねェ 看守室があんだ……
 あの辺から妙な男が出て来るの見たんだ」
2「ホント………!?」
「行ってみな……!!」

ボン・クレーはその囚人のいう事を信じて歩いていく。
その後の会話に——
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