長編2(ブック)

□第百二十一話
7ページ/8ページ

逃げるしか方法がないルフィ達は走り始める。
その道すがらには逃げ遅れた獄卒達が————

「え…ちょっとお待ちを マゼラン署長 まだ我々」

彼らを呑みこんでいく竜。

ルフィ「うおおおおお!! あいつ味方に何してんだ!!!」
2「“毒竜”の毒は麻痺性の神経毒 全身に死ぬ程の痛みが回って
 やがて死ぬのよう!!!」

マゼラン「おれの戦闘範囲に入って来るな バカ者」
「も!! 申し訳ありません……!!」

ルフィは竜から逃れようと火の中にぶら下がっている拷問器具へと手を伸ばして
飛んでいく。
だが火は服へ移り熱さにやられていた。
ルフィは何とか竜の首を一つ落としながら拷問器具の上に立った。

マゼランはそれを見て口から何かをルフィへ飛ばす。

それは火の影響で爆発して毒ガスをまき散らし始める。

ルフィ「あ……危ねェっ………!!! ん!?」

「ガスマスクをつけろ!!
 中央には近づくな 署長が戦闘中だ!!!」

ガスによってルフィや他の囚人達が毒ガスに苦しめられる。

「ヘックション!!」
「“催涙くしゃみガス”!!?」
「くそ!! マゼランの毒ガスだ!!
 何でこんな所で戦ってんだよ!!
 エッキシ!! 相手は誰だ!?」
「イッキシ……!!」
「侵入者が出たってやつか……!!?
 ……何重苦だよ このフロアは!!!」
1「…………」

ルフィ「ヘッキシ!! あれ? ふェっキシ!!
  ブェッキシ!! なんだ!?……目が痒い 涙が出る!!
  だんだよこれ……!!………!!
  こいじゃ戦え…ッキシ!! ただかえねェっ!! ベッキシ!!」

そんなルフィにマゼランは
毒の竜を近づけて道を作り その道を通っていく。

マゼラン「“毒の道”!!!」
ルフィ「!!? え」

何とかルフィはマゼランの拳を避けるが
涙目でくしゃみを連発するルフィには厳しい戦いになる。

ルフィ「わ う!! ひっキシ!! うえっキシ!!」

拳をよければ石は毒で解ける。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ