長編2(ブック)

□第百二十一話
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ルフィの頭上から毒の液が落ちて来る。

ルフィ「わっ!!
  あァ びっくりした 槍かなんか飛んで来たのかと思った……!!
  何だ? ゼリー? うんこ?」
2「麦ちゃん!!!!! 上〜〜〜〜っ!!!」

後ろからボン・クレーに声をかけられるルフィ。
上から降りて来たのは——

2「!!!?」
ルフィ「………!!」
2「マ…マゼラン〜〜〜〜!!!!」
ルフィ「誰だ!?」
マゼラン「ネズミ共ォ〜〜〜〜……!!!」

マゼランが現れた。

これに獄卒達は逃げ始める。

「マズイ…ここにいたら……マズイ!!!」

マゼラン「熱いなァ…焦熱フロアは………」

汗の様に毒の液が垂れている。

「しょ…署長!! ちょ…ちょっとお待ちを!!!
 まだ戦わないで……!!」
「ここを離れろ!!
 署長の毒に巻き込まれるぞォ〜〜〜〜……!!」

ルフィは逃げていく獄卒達を不思議そうに見ていた。
それから目の前の大きな体のマゼランを見る。

ルフィ「何だよ もう少しで ハァ……!!
  んまそうな匂いの場所に辿りつけるのに……!!」

2「ム………麦ちゃんダメよ———う!!!
 そいつはインペルダウンの監獄署長マゼラン!!
 “ドクドクの実”の能力者なのよう!!!
 逃げるのよう!! そいつだけはヤバイのよ———う!!」
ルフィ「ドクドク……? 毒か!!」
マゼラン「いかにもそうだ……麦わらのルフィ……!!
  この歴史ある鉄壁の大監獄に侵入するとは
  署長であるおれの顔にドロを塗ってくれたわけだ……
  目的はわかっている……!!
  ポートガス・D・エースの元へは行かせやしない」
ルフィ「!」
マゼラン「ここへ一体いつの間にどの様に侵入したのか
  後でじっくり話して貰おうか……!!」
ルフィ「ハァ………それは! 死んでも言えねェっ!!」
2「麦ちゃん……………!!!
 急いでこっちへ!!
 体中が“毒”で触れもしない男にアンタ勝ち目ある!?
 さっき“血の池”へ戻って右折よう麦ちゃん!!
 食料は諦めてLEVEL5へ逃げ込むのよう!!」
マゼラン「ムダだ……LEVEL5への階段前には獄卒長と3人の獄卒獣が構えている
  このフロアからの脱出口は全て押さえてあるのだ!!
  貴様らの逃げ場などすでにない!!」
2「……………そんな!!」

気が付けばマゼランの全身を毒液が纏っていた。

マゼラン「……“毒竜(ヒドラ)”」
ルフィ「!!?………何だコレ………全部毒か!? 
  毒の塊か!!?」

竜の姿へと変わった毒の液は
ルフィ達を襲い始める。
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