長編2(ブック)
□第百十九話
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“偉大なる航路”————
「海軍本部」
ガープはインペルダウンから戻ってきていた。
そしてルフィの侵入事件を聞いた。
ガープ「ぶわっはっはっはっはっ!!」
センゴク「何がおかしい!! ガープ!!
この世界の海を揺るがす一大事に……輪をかけた面倒を起してくれおって……!!」
ガープ「わっはっはっはっはっ!!」
センゴク「エニエス・ロビー及び天竜人の事件に引き続き!!
全てが前代未聞だぞ!!!
20年前の……空飛ぶ海賊“金獅子”の脱獄を失態としても……
それを最後に20年間!! 何十万人もの囚人達を
たった一人の脱獄囚もなくましてや侵入者など歴史上一人も出さず!!
“鉄壁”を守り抜いた「大監獄インペルダウン」!!!
その名にドロを塗り 今 史上初の“侵入者”となった男が
なぜまた貴様の孫なんだ ガープ!!!!」
ガープ「やりおるわい!! さすが我が孫!!」
センゴク「アリアちゃんまで来たら厄介だぞ!!
彼女は建物の内部を知っているんだぞ!!!」
ガープ「アリアの奴は知っているからこそあそこには入らんさ
あれは慎重派……エースの為に危険をおってまであそこへは来んさ!!
来るなら処刑場「マリンフォード」じゃな」
センゴク「それもそれで大問題だ!!!」
ガープ「ぶわっはっはっはっはっ!!!」
センゴク「バーソロミュー・くまめ……!!
シャボンディ諸島で麦わらの一味を「仕留めた」などと……!!
やはりウソだったか……!!!
七武海のいう事など信じとったわけでもなし………!!
——しかしどうやってあの軍の包囲網をくぐり抜けたのか……!!
貴様が“海軍の英雄”などと呼ばれていなければ!!
一族すべての責任を取らせる所だがな!!! ガープ!!!」
ガープ「わっはっは こんなおいぼれの命一つで責任がとれる程
もう事態は小そうないわい ぶわっはっはっはっはっはっはっ!!!」
センゴクは終始笑っているガープに怒鳴り声を上げ続けた。