長編2(ブック)

□第百十七話
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エース公開処刑まで——
——あと33時間

「お気をつけて!!」
「ハンコック様ァ〜〜〜♡
 行ってらっしゃいましー!!」

扉の奥へと進むハンコックへ
外の海兵達は賑わっていた。

ハン「黙れ!!」

「そんな事言わずに お気をつけてー♡」

モモ「何という空気の重さ……
  地獄とはこういう場所か……」

先には
大きな男が立っていた。

ハンニャ「ようこそ!! 我がインペルダウンへ!!」

大監獄 インペルダウン
副署長 ハンニャバル【野心家】

ハンニャ「あァ 間違えました
  “我が”ってちょっと野心出ちゃった
  私はまだ副署長のハンニャバルです!!
  よろしくお願いスマッシュ」
モモ「モモンガだ」

二人は握手をする。

ハンニャ「話は聞いてマッシュ 
  そちらが“女帝”ハンコック殿で………?
  ………私の………“女帝”ハンコック殿で? あ!! あ!! 
  すいません!! 野心出ちゃいました!!」
モモ「……………」
ハンニャ「署長のヤロ……署長のマゼランはLEVEL4の署長室におりマッシュので
  お立ち寄り頂きマッシュ!!
  案内はこちらの副看守長ドミノと私で……!!」
ドミノ「時間がない様ですのでさっそくこちらへ!!
  中将殿はあとらで……失礼ですがボディチェックを」

モモンガとハンコックは
案内されるまま歩いていく。
ハンコックはドミノと一緒に…

ドミノ「囚人の場合 この網の向こうへと進み
  衣服を全て脱いで奥の鉄窯で滾る
  百度の「地獄のぬるま湯」に突き落とされ
  殺菌消毒を兼ねた“洗礼”を受けて頂き入獄となります
  ——やはり 囚人にも“格”というものがあり……
  近く入獄された囚人では——
  “火拳のエース” 七武海ジンベイ氏  
  ——そして元七武海クロコダイル氏などは
  洗礼にも眉一つ動かさず実に見事な入獄でした」
ハン「…………」

個室へ入っていく二人。
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