長編2(ブック)

□第百十七話
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“凪の帯”大監獄 インペルダウン正面入り口——

軍艦がたくさん並ぶそこには
ハンコックを一目見ようと海兵達がわんさか出て来ていた。

「ご苦労様です!! モモンガ中将!!」

コソコソとが話す海兵達。

ハン「何じゃ ざわざわと……耳障りな者達じゃ
  石にして構わぬか……?」
モモ「勘弁してくれ……」

モモンガの後ろを歩くハンコック。

モモ「——お前からの条件だが……
  事件の中心人物 ポートガス・D・エースを一目見る事だな
  先日も話したが ここは本来“七武海”とて 海賊の立ち入りを禁じている
  中に入る際には手に“海楼石”の錠を……
  さらに入口では厳重なるボディチェックをさせて貰う
  中の囚人を逃がすような妙なたくらみを実行されては敵わんからな」

ハンコックは小さくルフィにだけ聞こえる声で

ハン「……ルフィ ボディチェックが入る……」
ルフィ「何とかする!! そのまま行ってくれ!!」

それを聞いて

ハン「構わぬ……!!」

ハンコックが向かう先の部屋では――

「道化のバギー……!?
 檻から消えただと!? 能力者か?」
「副署長!! モモンガ中将と“七武海”のハンコック殿がお着きに!!」
「あァ すぐに行く!!」

ハンコックが現れると
そこにいた男共は目をハートにして鼻の下を伸ばしていた。

「わ……♡ か…かか…かわい門!!
 イヤイヤ 開門♡!!!
 全開♡ サービス全開♡」

ハン「ゆくぞ……!! ルフィ!!」

門を入っていくハンコック。
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