長編2(ブック)

□第百十七話
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世界一の海底大監獄「インペルダウン」——

そこは水攻め、鞭打ち
死にたくなるほどの拷問をされる場所。

「オイ 新入り……」
「!」
「何でおめェ…この部屋のボスに挨拶もナシで
 パンをかじってんだ…?」
「新入りはメシを全てボスに差し上げるのがここのルールなんだよ!!!」

収監されている男たちは一人の男に殴りかかる。
それを見ていた周りの牢屋の男たちもそれで盛り上がっていた。
ふと殴っていた男に影が差す——
それは金棒をもち 4人を引きずって別の牢屋へ入れられてしまう。

「ちょっと オイ 待ってくれよ…!!」
「ちょっとケンカしただけだぜ!!!」
「死刑囚じゃねェじゃん おれ達!! 
 出してくれ!!」

そこには大きな声が響き渡る。
そんなのが日常茶飯事な監獄。

——女ヶ島 アマゾン・リリーを出航して 
  4日と半日が経過していた——

「モモンガ中将!! インペルダウンに到着いたしました!!」

インペルダウンにある“正義の門”が開き始める。

「向かい風で少々遅れましたが……」
モモ「まいったな……急ごう ハンコックをすぐに呼べ!!」
「はっ!!」

ルフィは窓の外をこっそり見ていた。

「ハンコック殿!! 到着致しました」

ハン「すぐにゆく!!」
ルフィ「……何だこりゃ……」
ハン「——ここは今 世界で最も危険な場所じゃ 当然の布陣……」
ルフィ「バスターコールより……軍艦の数が多いぞ……!!
  エースは……ここにいるのか」
ハン「——おそらく遥か海底におるのじゃろう
 ……さァ 服の中へ………」

ルフィはハンコックの服の中へと入り
ハンコックは扉を開けて外へと出る。
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