長編2(ブック)

□第百十六話
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“南の海”————

チョッパ「う……う……うわああああああああ〜〜〜〜っ!!!」

大きな鳥二羽に囲まれたチョッパー。

チョッパ「か…か…怪鳥………!!
  逃げなきゃ…!! ハァ…でも体が動かねェ……!!」

途端に鳥はチョッパーをくちばしで転がし始めた。

チョッパ「ぎゃ————
  やめてくで………やべて………ぐで!!!
  やめ………うわあああああ〜〜〜〜〜……!!!」

急に草木はなくなりチョッパーは下へと落とされてしまう。
下に落ちたチョッパーは人と出逢う。

チョッパ「た…たすけ…」
「………」

その人はチョッパーの足を持って村へ戻る。

「たぬきが巣から落ちてきたどー……」
「おー 鍋にでもするど」
チョッパ「やめろ……!!……おれはトナカイだ!!!」
「——じゃ トナカイ鍋に……あれ? 今喋ったど」

————一説に“宝島”だと伝えられる
  ここは鳥が人を支配する国「トリノ王国」————
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