長編2(ﾌﾞｯｸ)
□第百十四話
6ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
ﾙﾌｨ「くそ！！」
ｻﾝ「———だけど 覇気を使えないんでしょ
外海の者達は大概そう…だから弱い
右足の蹴り……」
ﾙﾌｨ「え！？」
今ルフィがやろうとした事を言い当てられたルフィ。
しかも避けられる。
ｻﾝ「うふふ」
ﾙﾌｨ「！！？ 動きを読まれた……！！？」
ｻﾝ「“蛇(ﾍﾋﾞｰ)スラム”！！」
ﾙﾌｨ「ふげっ！！」
しっぽに巻かれているルフィは
頭から床に叩きつけられる。
何とかそこから抜け出したルフィ。
ﾙﾌｨ「こういうのは効かねェな いつも通りだ “ゴムゴムの銃乱打”！！！」
ｻﾝ「“蛇(ｽﾈｰｸ)ダンス”！！」
サンダーソニアはルフィの猛攻を軽々避けていく。
「すごい動き♡
ソニア様の覇気の力でかわせない攻撃はないのよ！！」
ﾙﾌｨ「どうなってんだ！？
全部動きを読まれてる！！」
“覇気”という未知の力に成す術もないルフィ。
サンダーソニアにだけに気を取られていると
ﾏﾘ「二人いる事忘れちゃダメよ
“蛇突(ﾍﾋﾞｰｽﾃｨｯｸ)”！！！」
ﾙﾌｨ「どふっ！！！ 痛で……」
腹部に当てられたしっぽの先はルフィに大きなダメージを与える。
転がって落ちていくルフィは
なんとか掴まりギリギリ剣山に刺さらずに済んだ。
ﾙﾌｨ「危ね！！ ハァ…ハァ…」
この戦いは静観していたハンコック。
ﾊﾝ「口程にもないとは この男の事
失笑じゃ」
「キャー♡ 蛇姫様が髪の毛を耳にかけた〜〜〜〜ん♡」
「素敵さが留まる所を知らない！！」
ﾙﾌｨ「黙ってろバカヤロー」
ﾊﾝ「はあっ…もう イヤん」
「「「蛇姫様〜〜〜〜！！」」」
「また蛇姫様に暴言を！！」
「許せない！！ 早くその男に死を！！」
ﾊﾝ「ソニア！！ マリー！！ 一刻も早くその男の息の根を止めよ！！
もう二度と汚い口がきけぬ様に！！」
「蛇姫様が！！ 見下しすぎてる！！！」