長編2(ブック)

□第百十四話
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ルフィ「? いいんだよな」
マリ「ええ…いいわよ うふふ
  ——まだ命を諦めてないのなら教えておくけど
  客席と闘技台の間の溝には落ちない方がいいわよ
  落ちてもいいけど…底は剣で埋め尽くされてる」
ルフィ「…………」
マリ「さ…始めましょ……!!」

「「「死刑 死刑」」」

アウェーの中 ルフィとサンダーソニア・マリーゴールドとの戦いが始まる。

先手はマリーゴールド
持っていた武器をルフィへ向けて振るう。
それを確実に避けていく。

さらに避けた先へ何かを吹き付けるマリーゴールド。

ルフィ「何だ!?」

手すりにつかまりなんとか避ける。
飛んできたそれは下段の手すりへと当たり そこが溶けていく。

ルフィ「毒か!!? 危ねェっ!!」
マリ「猛毒よ!! 残念っ!!」
ルフィ「“ゴムゴムの”っ!!」
マリ「!」
ルフィ「“スタンプ”!!」
マリ「ふんっ!!」

ルフィの攻撃は跳ね返って飛んでしまう。

ルフィ「うお!! はね返った!!」

そんなルフィに武器で突いたマリーゴールド。

ルフィ「ゲフッ!!」

床へ叩きつけられたルフィ。

ルフィ「い…!!? 痛ェ……!! 何で!?
  おれゴムなのに!!」

「見て! やっぱり威勢だけ!!」
「だけど男が伸びるって 本当だったのね!! 面白い」

沸き上がる観客席。

ルフィ「ゲホ 何だ!? おれ ゴムじゃなくなったのか!?
  んなわけねェな 何で打撃が痛えんだ!!?」

するとルフィの背後から忍び寄り
ルフィの体へ巻き付ける。

ルフィ「わ!!」
サン「ズルイじゃない マリー
  一人で遊んじゃって……!!」
ルフィ「うっ!! うぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」

サンダーソニアのしっぽに巻き付けられて
締め付けられるルフィ。

ルフィ「だから何で痛ェんだ!? ゴムなのに!!」
サン「うふふ……あなたも…能力者なのね……」

サンダーソニアは周りに聞こえない様に
つぶやく。
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