長編2(ブック)

□第百九話
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ルフィ「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?
  “海賊王”の船にィ〜〜〜〜!!?」
レイリー「ああ 副船長をやっていた……
  シルバーズ・レイリーだ よろしくな」
「「「副船長〜〜〜〜〜〜!!!?」」」
シャッキ「教えなかったの? はっちゃん アリア」
ハチ「ニュ〜〜…用があるのはコーティングだからな」
『それに天竜人とちょっと色々あったもんだから
 会った時にそんな話している暇なんてなかったわ』
ロビン「———あら 気づいてなかったの?」
ウソ「その名前メチャメチャ知ってる〜〜〜〜!!!!」
ナミ「いろんな本に載ってる〜〜〜〜!!!!」
サンジ「確かに誰でも一度は聞く名だ」
フラン「………」
ブルック「G・ロジャー そういうルーキーが昔いた様ないなかった様な……」
ゾロ「何でそんな大物とアリアとタコが知り合いなんだ」
レイリー「アリアは私が一年 様々な事を教えたんだよ
  世渡り…情報…世界についてね
  ハチはな…20年以上前に…私が海で遭難した所を助けてくれた」
シャッキ「この人の命の恩人なのよ…まだ子供だったけどね」
『って ルフィ!! あんたどんだけ食べるのよ!!!』
ルフィ「いでェ!!!」
レイリー「———以来 コイツが“タイヨウの海賊団”に入るまで仲良くしてた」
ゾロ「アーロンだろ?」
サンジ「しかしよ ゴールド・ロジャーは22年前に処刑されたのに
  副船長のあんたは討ち首にならなかったのか……
  一味は海軍に捕まったんだろ?」
レイリー「捕まったのではない……ロジャーは自主したのだ……」
「「「!!?」」」
レイリー「政府としては…力の誇示の為……
  あいつを捕えたかの様に公表したかもしれんがな……」
ナミ「……“海賊王”が自主!? 何で!??」
レイリー「……我々の旅に……限界が見えたからだ
  ……あの公開処刑の日から……4年程前か…
  ロジャーは…不治の病にかかった……
  誰も治せない 手の打ち様のない病にさすがのロジャーも苦しんだが
  当時 海で一番評判の高かった灯台守でもある医師
  双子岬のクロカッスという男だけがその苦しみを和らげる腕をもっていた
  我々は彼に頼み込み“最後の航海”に船医として付き添って貰い
  ついにその3年後 ロジャーの命を取り止めつつ……
  不可能と言われた“偉大なる航海”制覇を成し遂げたのだ」
ブルック「ク…ク…クロッカスさん!!?
  双子岬の……!! お懐かしい」
『元気だったわよ クロッカスさん』
レイリー「そうか!! それはよかった!!」
ウソ「え〜〜〜〜!!? あのおっさん50年 岬にいたんじゃねェのか!?
  海賊王の船員(クルー)だったのか!!」
ナミ「そういえば…数年 船医をやったって言ってた」
『そう 彼は“海賊王”の船に乗ってたすごい人よ』
ルフィ「知ってたのか!?」
『ええ レイリーから聞いてたわ』
レイリー「昔 船医を教えてくれってしつこかったからな」
『一回だけでしょ! もー』
レイリー「クジラを可愛がっていて…クロッカスは何やら…
  探したい海賊団がいると乗船を承諾してくれたのだが」
ウソ「ブルック!! それ完璧におめェらを探しに海へ出たんじゃねェかよ!!」
ブルック「ク…クロッカスさん……
  そんな事までして……!!?」
レイリー「あいつはたった3年の船員だったが紛れもなく我々の仲間だ……!!
  この歳になると…また会いたいもんだな…」
サンジ「——で 海を制覇した後は………?」
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