長編2(ブック)

□第百四話
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デュバル「お前達のお陰で…やっと あの“麦わらの一味”に会うことができる…!!」
「“麦わら”………ハァ…何ですか そいつらァ……」

麦わらの名前にハチは耳をすませる。

デュバル「おれが……!! ずっっと……殺すてやりでェと願ってた奴が
  そぬ船に乗ってやがんだべっちゃ!!! 絶対に許さねェぬらァ!!!」
「ヘッド!! ヘッド!! 怒りでなまりが!!」
「相当な恨みのようだな……」

ハチ「ニュ〜〜〜!! おいおめー!! でっけーの!!」
「デュバル様だ!! タコ助 コノ野郎!!」
ハチ「ケイミーは“麦わらの一味”に捕まったのか!!?
  あいつらもここに来るのか!!?」

「ああそうだ ここへ向かってる
 てめェんとこの人魚が海賊に助けを求めたんじゃねェか?」
「経緯は知らんが 捕まった風じゃなかったぜ」
「…誰を連れて来ようとも……おれ達がいる以上 全員とっ捕まえて
 “人間屋(ヒューマンショップ)”で売り捌いてやるがな!!」

ハチ「ニュ〜〜〜!! 困ったな困った
  ナミもいるんだろうな……!! おれの事恨んでるんだろうな
  当たり前だよなー アーロンさんたちと一緒にひどい事したもんなー
  何とかあいつらが来る前に逃げ出さねェと…
  きっとあいつらおれをぶっ飛ばすよなー 困ったニュ〜〜!!」

そわそわしていると――

【デュバル様!!! “麦わらの一味”です!!!】

デュバル「!!? 来たか」

ハチ「おいっ!! マクロ!! タコ焼きやるから
 逃がしてくれ 頼む〜〜〜!!」
「逃がすかァ!! ドアホ!! どんな食いしん坊だ わいは!!
 モハハハ おめーも年貢の納め時よ!! 観念せい!!」

デュバル「あの男はちゃんと乗っているか……!!?」
【はい!! 間違いなく乗っております!!】
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