長編2(ブック)

□第百三話
5ページ/11ページ

ルフィ「…………来た…
  とうとう来たんだ ここまで!!」
ナミ「何だか”懐かしい”様な……感慨深いわね……」
サンジ「――あの日は…ひどい嵐だったっけなァ」
ゾロ「あれからちったァ成長したのかね…おれ達は」
ブルック「………私!! 50年もかかりました……ヨホホホ」
ルフィ「しししし!! とにかくこれで”半分”だ!!
  ラブーンに会った双子岬は海の反対でつながってる!!
  ――誰一人欠けずにここへ来れてよかった!!」
チョッパ「てっぺんが見えねェ………!!
  でっっっけ〜〜〜!! これが!! ”赤い土の大陸”!!!!」

彼らは大きな壁の前にいた。

ウソ「何だか 泣けてくらァ 色んな事あったなァ…………!!」
フラン「おれは物心つく前に”南の海”からリヴァース・マウンテンを超えたらしいが
  30年以上前の話か…」
ロビン「私は”西の海”から5年前……この海に入った…」
ルフィ「世界を もう半周した場所でこの壁はもう一度見る事になる……
  その時はおれは海賊王だ!!! しししし!!」

ルフィ達はそれから進むべき道を探し始める。

ナミ「充分に警戒しなきゃ ここはもう「海軍本部」と世界政府の聖地
 「マリージョア」のすぐそばよ………!!」

各々楽しんだり…トレーニングをしたりしながら――

ナミ「どお? ロビン ブルック ルフィ!」

ロビン「だめね…真っ暗で」
ルフィ「真っ暗だ―!! うひゃ――!
  おいおい アレ今なんか光ったぞ!!」
ブルック「うわーっ 怪物の目玉では!!?
  死ぬ―っ!!って私もう死んでました!! ヨホホホホ!!
  あ! そうだ ナミさん 今日はどんなパンツはいてるんですか?」

ナミ「うっさい!! まじめにやれ!!」
フラン「おい おめーら シャークサブマージ3号の限界深度は5千mだ!!
  気をつけろよ」
ブルック「あいつ度胸あるなー…!!」

フランキー作の潜水艦で深海を見に行ったルフィ達。
その中から電伝虫を使って状況を確認するナミ達。

ブルック「あれ? なんか船体 ミシミシいってますね」
ロビン「深度5千mを越えてるもの…」
ルフィ「あ――それでか!! なははは」
ブルック「それちょっと手厳しイですよ!! 水圧で潰れちゃいますよー!!」
ルフィ「あっ!! さっきの怪物!! まだいるぞ」
ロビン「うふふ 大きなお口ね」

それは大きな海王類で潜水艦を食べようとしていた。

ルフィ「食われる〜〜〜!!!!」

フラン「ダメそうだな コリャ」
チョッパ「おれシャークサブマージ 乗りたくねェ…」
ウソ「おれも」
サンジ「んナミさ〜〜〜ん♡
  スリラーバークに生ってたホラー梨のタルトがおいしくできたよ♡」
ナミ「わー! おいしそう!!」

ナミはそれを食べながら考える。

ナミ「だけど困ったわ………おいしい♡」
サンジ「また”空島”の時の行き詰まり再来だな」
ナミ「そうなの…進むべき方角はわかっても 到達手段がわからない
  わかってそうなアリアがここ2日間寝込んでて話も出来ないし……
  どうやって行くの? ”魚人島”」
サンジ「アリアさん 相当ひどいらしいね 生理痛…
  あとでチョッパーと一緒に様子を見て来るつもりさ」
ナミ「その方がいいわね…」

潜水艦はようやく海面へ出て来る。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ