長編2(ブック)

□第百三話
2ページ/11ページ

一方――
怪奇の海を抜けだした強運の一味の船は
ひき続き指針の示す 海底の楽園へとひた走る。

ナミ「ルフィ アリア 本当にいいの?」
ルフィ「ん? ああ…エースの紙か?
  いいんだ 気にすんな」
『ええ 大丈夫だから』
ブルック「ルフィさん アリアさん 私構いませんよ!?
  寄り道しても!! 今さら私とラブーンに時間などさしあたる問題じゃありません
  ”生きて”!! ”会う”!! これが大事!!」
フラン「うおお〜〜〜っ!! 会いに行こうぜ 兄弟クジラ!!」
ウソ「ルフィ アリア おれ達ァ 全員 寄り道上等だぞ」
ルフィ「いや いいんだ 本当に!!
  万が一 本当にピンチでもいちいちおれ達に心配されたくねェだろうし
  エースは弱ェとこ見せんの大っ嫌いだしな」
『ええ』
ルフィ「行ったっておれ達がどやされるだけさ
  おれ達は出会えば敵の海賊
  エースにはエースの冒険があるんだ」
『少し心配だけれど エースが元気になれば元の大きさに戻るわ
 それを待つのも姉弟の仕事よ 元気になった時……』
ルフィ「うん 会うならそん時だ!!
  その為にエースはこの紙をおれにくれたんだ!! な!!」
『フフッ』
ルフィ「そういや ゾロ おめェずっと寝てたからまだやってねェよな〜〜」
ゾロ「ん?」
ウソ「えー それでは 改めまして
  新しい仲間”音楽家”ブルックの乗船を祝してェ」
「「「「乾盃〜〜〜〜〜〜イ!!!」」」」
ブルック「お世話になりま―――す」」

もう一度麦わらの一味だけの宴が始まる。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ