長編2(ブック)

□第百一話
6ページ/9ページ

ゾロ「ルフィの奴 さっき縮んでなかったか?」
チョッパ「“巨人”のギアを使うと使った時間反動で縮むんだって……」
ウソ「ルフィの新しい戦闘法 体に負担かけすぎじゃねェか?
  この先の敵がもっと強力になるとしたら
  こいつ ずっと無茶を続けることになるぞ
  …おれは心配だ……」
「「…………」」
『………』

アリアはルフィの頭をなでる事しかできなった。
そこに——

『! あ……』
「……………もし!!」
ウソ「!!うおー!! ゾンビ!!
  まだ影が出てねェ奴がいたのか!?」
「イヤ 大ケガした年寄りじゃ」
ウソ「紛らわしいな!! もうゾンビでいいだろ!!」
サンジ「墓場で会ったおっさんじゃねェか……!!」
「信じられん…太陽の下をまたこうして歩ける日が来るとは……
 ありがとう……どうお礼をすればよいか…!!」
「スボイルじいさん!!」
「じじー!!」
「被害者の会 名誉会長!!」
ローラ「あんた達…!! 礼が遅れたわね!!」
「おれ達も心底感謝してるぜ!!
 色々と妙なチョッカイ出してすまなかったな!!」
「おめェらの暴れっぷりを見て賭けるなら
 こいつだと勝手に希望をかけたんだ!!」

ローラ達は膝をついて

ローラ「ありがとう あんた達!!
  スリラーバーク被害者の会一同……!!
  この恩は決して忘れないわ!!」
「「「ありがとうございました!!」」」
ローラ「お礼に私を嫁にあげる!!」

「「「いらん」」」

ローラ「そういわずに」

ゾロ「……礼を言われてもな ルフィが言ったよなおっさん
  おれ達はこっちの都合で戦っただけで…」

ローラ「特にあんた!! 結婚しない!?」

ゾロ「お前らついでに助かっただけだ」
ナミ「何いってんのよーっ!!
  せっかくお礼をしたいって人々に———っ!!」
ゾロ「!!」

ナミは思いっきりゾロをビンタする。

「おうそうだぜ 兄ちゃん 何かさせてくれ〜〜〜!!」
「ついでだろうが何だろうが モリアに勝てた事 感謝してんだ」
ナミ「でしょー!?」
ウソ「お前」
ナミ「ん?……そうだ私……!!……大変な事忘れてた………!!」
ウソ「何だ」

ナミはくまの事を今やっと思い出した。

ロビン「どうしたの?」
ナミ「それが大変なの…………!!」

【成程な】

『…………!!!』

アリアは目を見開いて声のする方へ立ち上がり
見上げた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ