長編2(ブック)

□第百話
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ナミ「天候は「雨」
  “冷気泡”! “レイン=テンポ”!!!」

オーズ「うわっぷっ!!」

雨がオーズの周りに降り注ぐ――…。

遠くで見ていたローラたちは——

ローラ「……………!!」
「雨だ!! 何で!? 魔法使いか!? あのねーちゃん」

ようやくフランキー達も動き出す。

フラン「よーし!!」
ウソ「応急配管工事完了だ!!!」

フランキーは壁になっている部分を壊していく。

フラン「“風・来・砲”!!!」

オーズ「!!?」

フラン「目一杯回せー!!!!」
ウソ「回す————!!!」

ウソップは機械を回す。
すると動き出すそれは——

フラン「発射!! 特大冷凍庫の超低温 冷気砲“!!!」

フランキー達が直していたものから出て来る冷気は
雨でぬれたオーズの足元を凍らした。

オーズ「わっ……凍った!! 動けねェ!!!」

「うおー!! すっげ〜〜〜!!!」
「冷気で雨が凍った!!!」

更に上から——

サンジ「次はこっちだァ!!! 行け!!!」

脚で大きな鎖をおろしたサンジは動けないオーズの体に巻き付ける。

オーズ「うげっ 鎖っ!!!」

チョッパ「やったァ!!!」

オーズ「うわあっ!! 舵の鎖っ!!!」

その更に上から——

ルフィ「投げろォ!!!」
ブルック「ホントに投げますよっ!!?」
ルフィ「大丈夫だ!! おれはゴムだ!!!」
ブルック「お気をつけて!!」

ブルックはルフィをマストの頂上からぶん投げる。

ルフィ「“ギア3”!! “骨風船”」

ルフィは両腕に空気を入れていく。

オーズ「ん?」

チョッパ「ゾロ!! オーズの腹を引かせて!!」

ゾロ「任せとけ “三刀流 奥義”」

オーズ「………!!」

ゾロ「“三・千・世・界”!!!」

オーズは腹を斬られた事で下を向く。

サンジ「今だな!? いくぞ!!」

サンジは鎖を巻き上げ始める。

オーズ「ウオ!!!」

チョッパ「いいぞ サンジ!!
  オーズの背骨は今まっすぐだ!!!」

オーズ「ゲフッ」

「何してんだ!?」
「ありゃあ……!!」

チョッパ「人間の背骨は本来の S字に曲がる事で
  衝撃や重さをやわらげる構造になってる
  それがまっすぐ伸びきった場合……!!
  衝撃の逃げ場はなくなり全てのダメージを受け止める事になるんだ!!!」

ナミ「行って ルフィ!!!」

ブルック「ゼェ ご武運を!」

ルフィ「特大のバズーカをくらえ!!」

オーズ「!………ハァ そんなもん……!! 
  “バズーカ”で打ち返してやる!!
  ゴムゴムの………!?」

オーズは腕を上げようとしたが
ダメージを蓄積した腕は上がらない。

オーズ「動かねェ…………!!!
  あれ?? 右腕が動かねェ〜〜〜!!! 伸びもしねェ」

ロビン「ダメージに気づかないのはゾンビの弱点ね」

ゾロ「てめェの影だ けじめをつけろ ルフィ」

ルフィ「“ゴムゴムの”ォ……!!」
オーズ「………………!!!」

「う!!…うお〜〜行けェ〜〜〜!!!」
「やっちまえ 麦わらァ〜〜〜!!!」

「「どうだ!!!」」

ルフィ「“巨人の(ギガント)バズーカ”!!!!」

ルフィの攻撃はオーズの顔面へ——…。
衝撃は吸収できず 背骨は粉々になってしまう。

これにはローラ達も唖然。
だがすぐに喜びに変わる。
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