長編(ブック)

□第八十五話
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ルフィ「波だ!! 屏の中で不自然な波が!!
  船が流されてくぞ!!!」

サンジ「アリアさん 敵は!?」

『……消えたようよ…?』

ゾロ「おい「ほげー」 錨を上げろ 船の自由が利かねェ!!」

サンジ「誰が「ほげー」じゃコラ!!
  いかん!! ナミさんと逸れちまう!!」

ルフィ「ウソップ チョッパー!! 返事しろ――っ!!
  おいフランキー 船の秘密兵器で何とかしてくれ!!」

フラン「よし “飛び出すびっくりプール”ってのがあるぜ!!」

「「「楽しそうだなー!! アホか!!!」」」


船はだんだんとその場から離れていってしまう。








一方――

ミニメリーに乗り込んでいた三人はと言うと――


ウソ「いててて……!!
  ここはどこだ!? どうなったんだおれ達…!!」

ナミ「痛いハズよ 6.7m………!!
  あんなトコからおちて来たんだ 私達
  ここはもうゴースト島の中よ…!!」

「「ヒイィイイイ!!!」」

ナミ「やめてよそういうの余計に怖くなるでしょ!!!」


ウソップとチョッパーは体を震わせている。

それを見てナミも体を震わせ始める。


ナミ「ミニメリー号に浮かれすぎて岸に乗り上げちゃったのよ
  その拍子に3人共飛ばされて
  あっと言う間に堀の底
  100% 私の過失だけどかわいいから許してね♡」

ウソ「ハリ倒すぞてめェ!!!
  何にせよ 島に入ってすぐにこんな深い堀があるって
  おかしいだろこの島!!」

ナミ「敵への罠じゃないかしら
  ここに竹ヤリが敷き詰めてなかっただけラッキーかもね」

チョッパ「おれ達ガイコツの上に落ちて助かったんだ」

「「ヒイイイイ!!!」」

ナミ「やめてってば!!!」


地面を見れば

ガイコツが散乱したそこに立つ三人。

恐がり三人組は一々怖がった。


ウソ「――だが まだ ほんの入口だ
  じっとしてればルフィ達が探してくれる」

チョッパ「でもここ 海面より下だから なんかおれ恐いぞ」

ウソ「そうだな危険だし 人目につかねェ」

ナミ「せめて地上の海岸で助けを待ちましょうか」

ウソ「どっちへ行けば…」


ウソップは周りを見渡そうとした時――


変な動物がそこにいた。
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