長編(ブック)

□第八十五話
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島へ上陸する為にどうするのかと

考える前にフランキーが声高らかに話し始める。


フラン「よし! さて お前ら
  これより小舟を使って島へ上陸するわけだが
  おめぇらにまだ見せてねェとっておきのものがあるんだ」

『見せてないもの?』

フラン「「ソルジャードッグシステム」
  “チャンネル2(ツー)”だ!!
  このシステムのチャンネルは5つある!
  “0(ゼロ)”が二つに“1(ワン)”
  “2(ツー)”“3(スリー)”“4(フォー)”!!
  各ドックより各種機能が発動するわけだ!!」

ウソ「“0”の外輪と“1”“3”はもう見せて貰ったけど
  “2”と“4”はまだ空だってお前言ったろ」

フラン「うははは とっておきなんでそう言った
  上陸する気のねェ奴らは試し乗りしてみろ!!」

ウソ「望むところだ!!」

フラン「ソルジャードッグシステム“チャンネル2”!!!」


チャンネルを切り替えると

船体にあるドックが開く。


ルフィ「何だ何だ 何が飛び出すんだ!?」

フラン「出動!! 買い出し船っ!!
  ミニメリー2号!!!」


ウソ「ギャ〜〜メ〜リ〜〜い!!!」

チョッパ「うお〜〜〜!! ペリ゛〜〜〜!!!」


フラン「4人乗り 蒸気機関「外輪船(パドルシップ)」だ!!!」


メリー号を模した小さな船「ミニメリー2号」。

それに乗るのはナミ、ウソップ、チョッパー。

三人で試し乗りをする。


ウソ「メリーだメリーが小舟で蘇った〜〜!!」

ナミ「こんな素敵なプレゼントが隠れてたなんて!!
  ありがとう!! フランキー!!」

チョッパ「やったー ちっこいけど
  またメリーに乗れるぞー!!」


ゾロ「最高の心遣いだな」

サンジ「こんな買い出し船ならいくらでも買い出すぞおれは」

ルフィ「うほーかわれ―――早くかわれ――!!」

フラン「待て おれ達はこれから実際に乗るんだ
  ひとまずあいつらに堪能させてやれ」

『いい事するじゃない フランキー』

フラン「おめェらの冒険やらあんな最期見てたら
  作るっきゃねェだろ!!!」

『フフッ』

フラン「お前らに先に見せた“1”と“3”を含め
  これで出揃った!!
  “チャンネル 0”!! 「補助外輪」!!
  “チャンネル 1”!! 一人乗りウェイバー 「シロモクバ1号」!!
  “チャンネル 2”!! 4人乗り買い出し船 「ミニメリー2号」
  “チャンネル 3”!! 3人乗り偵察潜水艇 「シャークサブマシーン3号」!!
  残る”チャンネル4”に関してはまだ本当に空っぽだが
  これからの旅の必要性に応じて
  おれが何らかの兵器を入れていく
  今の所はこれが「ソルジャードッグシステム」の全てだ!!
  それぞれが母船サウザンドサニー号の
  巡航を補助する兵士たちだと思え!!」

ルフィ「おれホントお前の考え方大好きだ フランキー!!
  このこの」

フラン「おおよ おれは今週も最高な男なんだぜ ん〜〜…
  スーパー!!!」

『楽しそうで何よりだわ』

サンジ「おい ナミさん達 遅ェな」
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