長編(ブック)

□第八十四話
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チョッパ「ガイコツだ―――っ!!!」

ウソ「ガイコツが喋って動いてアフロなわけがねェ!!!
  これは夢だ 絶対夢だ!!!」

チョッパ「ホントか!? よかった夢かー!!」

ウソ「悪霊退散 悪霊退散!!」


ウソップとチョッパーは悪霊退散グッズを身にまとい

お祓いをしていた。

ブルックはと言うと――


ブルック「おや 美しいお嬢さん!!
  パンツ見せて貰ってもよろしいですか?」

ナミ「やめんかセクハラガイコツ!!」


ロビンにも「パンツを見せて」というブルックに

ナミは自分のブーツを片方投げつける。


ゾロ「おい ルフィ!! こいつは何だ!!」

ルフィ「面白ェだろ 仲間にした」

ゾロ「したじゃねェよ 認めるか!!!
  おめェらは一体 何の為についてったんだ!!?
  こういうルフィの暴走を止める為だろうが!!!」

サンジ「面目ねェ」

『ああなったルフィは私でも止められないわよ』

ゾロ「じゃあ何の為に行ったんだ!!?」

『ガイコツを見たかった』

ゾロ「この似た者姉弟がァ!!!」

ブルック「ヨホホホ!! まあ そう熱くならずに!!
  どうぞ船内へ!! 夕食(ディナー)にしましょう!!」

ゾロ「てめェが決めんな!!!」


ブルックを先頭に船内に入る一行。


サンジが食事を作り

テーブルにルフィ、ゾロ

向かいにアリア、ロビン、ナミ

パーティ席にブルックが座り

ソファーにウソップ、チョッパー

カウンターにフランキーが座った。


ブルック「いやいや何と素敵なダイニング!!
  そしてキッチン!!
  これは素晴らしい船ですね!! ヨホホホ!!」

フラン「そうさ スーパーなおれが造った船だ!
  おめェ なかなか見る目あるじゃねェか!」

サンジ「オイ 馴れ合うなフランキー」

ブルック「しかし お料理の方 楽しみですね
  私 ここ何十年もろくな物食してないので…
  もうお腹の皮と背中の皮がくっつく様な苦しみに
  耐えながら毎日を生きて来たのです
  お腹の皮も背中の皮もガイコツだからないんですけども!!
  ヨホホホ!! スカルジョーク!!」


これにルフィだけが笑い

他は真顔で見ていた。
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