長編(ブック)
□第八十四話
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ブルック「――私 紳士ですので“食事を待つ”
――そんな何げない一時が大好きで…」
ブルックはそわそわし始めて
ナイフとフォークを持ち
ブルック「ディ――ナ〜〜アッ♪
ディ――ナ〜〜アッ♪」
カチンカチンと鳴らしながら歌い始めた。
それをマネするルフィ。
サンジ「うるせェ黙って待ってろ!!!」
『ルフィもマネしない!!』
ルフィ「いたっ!!」
ブルック「料理長!! ドリンクは牛乳でお願いしますよ!!」
二人は持っていたナイフとフォークを置いて話し始める。
ルフィ「ところでコロボックル」
ブルック「あ ブルックです私 えーと…
あ お名前まだ…」
ルフィ「おれはルフィだ ところでお前一体何なんだ?」
ゾロ「どんだけ互いを知らねェんだ お前ら!!」
『サンジくんが聞いたんだけど
答える前にルフィが仲間にしちゃったの
話にならないから連れて帰って来たのよ』
ゾロ「だから何も知らねェのか」
『ええ こればっかりは…』
ブルックの話を聞こうとした時
サンジが料理を運んできて
サンジ「さァ ガイコツを追い出すのは後回しだ
ひとまず食え!」
ルフィ「んまほ―――!!
おいブルック いっぱい食え
サンジのメシは最高だぞ!!」
ブルック「私 何だか…!! お腹より胸いっぱいで…
お嬢さんのお肉少し大きいですね
替えて貰ってもよろしいですか?」
サンジ「おかわりあるから自分の食え!!」
ブルックはロビンの皿をのぞき込んで肉の交換を申し出て
サンジに怒られる。
賑やかな食事はあっという間に終わり
食べ終わったお皿だけが積み重なっていた。