長編(ブック)
□第七十七話
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ｳｿ「ルフィ！！！」
「とらえた」
ｿﾞﾛ「危ねェ！！！」
「うわァ！！」
ｿﾞﾛ「おい！！！ 何ボーっとしてんだ！！ そげ…」
ゾロは振り返り姿を見ると仮面を外して叫んでいた。
ｳｿ「ルフィ〜〜〜〜っ！！！
ルフィ お前何やってんだよォ！！！ 起きろ―！！！
ルフィ―――――！！！」
ウソップは叫び続ける。
ｿﾞﾛ「ウソップ」
倒れているルフィは少し顔を動かして声のする方を見る。
ﾙﾌｨ「ハァ ハァ…………！！
ウソップ………！？
お前…来てたのか…！！！？」
鉄骨に立つウソップ。
ｳｿ「………！！
か……！！ 勘違いすんじゃねェぞ！！
おれはロビンを助ける為にここに来たんだ！！！
お前の顔なんか見に来たわけじゃねェ！！！」
意地っ張りのウソップ。
ｿﾞﾛ「………ったく！！」
『まったく……しょうがない子ね…』
敵を倒しながら様子を見るゾロとアリア。
ｳｿ「おいコラ「ＣＰ9」のボスネコ！！
さァ おれ様が相手してやる！！
かかって来い！！」
ﾙｯﾁ「！」
ルッチはウソップをにらむ。
ﾙﾌｨ「え！！？ おい…やめろ……！！！
やめろよ！！
……お前……ハァ…あいつに手ェ出すな……！！」
ﾙｯﾁ「…すでに敗北した貴様に用はない
どの道全員殺すんだ」
ルッチは橋の方へと行こうとする。
それを後ろからルフィは止めようと声を上げる。
ｳｿ「よォし 来い！！
ボスネコ 吹き飛ばしてやる！！」
ﾙﾌｨ「バカか！！ やめろウソップ 殺されるぞ！！」
ｳｿ「だまれ！！
じゃあ 死にぞこないのお前に
何かできるってのか！！？」
ﾙﾌｨ「コイツはおれがブッ飛ばすんだ！！」
ｳｿ「だったらすぐに立てよ！！！
だったら！！ 死にそうな顔(ﾂﾗ)してんじゃねェよ！！ お前らしくねェじゃねェか！！！
爆炎で黒くたって空も見える 海も見える…！！
ここが地獄じゃあるめェし！！！
お前が死にそうな顔すんなよ！！！
心配させんじゃねェよ チキショ―――！！！」
ウソップのこの言葉にルフィは立ち上がる。