長編(ブック)

□第七十七話
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キング「ルフィ!!!」

フラン「ルッチは…強ェ…!!
  ……もし“麦わら”が
  あの場所でずっとルッチを抑えてなかったら
  正直おれ達ァ 何人死んでたかわからねェ」


チョッパ「おれ時々思うんだ…ルフィは始めから
  自分が戦わなきゃならない相手を
  …わかってるみたいだ……」

ナミ「……野生の鼻が利くだけよ あんたよりね」

チョッパ「………」


キング「あいつ…死なねェよな…」

ゾロ「バカか」

キング「何を――っ!?」

ゾロ「お前より一番心配してるハズのアリアが
  ルフィを信じて待ってるんだ
  何も心配いらねェよ」

キング「………」


そげキングはアリアを見ると

真っすぐ支柱だけを見ていた。




ルフィ「ハァ…!!」

ルッチ「ハァ…!!」


にらみ合いが続く支柱に爆発音が響いた。


ルッチ「ハァ…ハァ…何だ…!!?」


ルフィ「!………!! 壁が……!!」


壁の一部が崩れていく。


外では――


【第一支柱 切り離し完了】


キング「な……」

サンジ「橋を半分壊しやがった!!!」

『逃げ場を失くす……海軍が考えそうな事よね』


【第一支柱には「CP9」ロブ・ルッチ氏と“麦わらのルフィ”】


チムニ「うわー――!!」

ナミ「軍艦が!!! こっちに!!」


【全艦“ためらいの橋”の周囲へ布陣
 橋の上と護送船には“海賊狩りのゾロ”
 モンキー・D・アリア
 ニコ・ロビンを含む海賊10名を確認】


ゾロ「ロビンをまた奪いに来るぞ」


ナミ「そうはさせないわよ!!」

ロビン「………!!」


橋の上と護送船の上で各々武器を構える。


【司法の塔にて「CP9」を破った一味の主力と思われます】


「……!!」

「…しかし何て奴らだ……!!」

「過去800年ものエニエス・ロビー不落の神話は
 「CP9」が代々君臨し続けてきたからこそのもの
 それが一海賊団にメンバーはやられ
 船長はかのロブ・ルッチとはり合っているとは……」

「“麦わらのルフィ”はただのルーキーじゃなかった様だ」

「――だが ルッチ氏には勝てやせん
 そしてこの場での一味壊滅は明らか……
 くだらない悪の進撃もここまでだ!!」


海兵達も武器を構えて甲板に集まる。
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