長編(ブック)

□第七十六話
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フラン「あいつらのお陰で……おれは想いを遂げた!!!
  “ウエポンズ左”!!!!」


フランキーは周りに立つ海兵を狙い撃つ。


フラン「おれは昔一度死んだ男
  麦わら達が生きてここを出る為なら
  この命を投げうっても構わねェ!!!
  護送船を空け渡せ――っ!!
  あいつらの逃げ道はおれが作る!!!」


ロビンはゆっくり立ち上がって――


ロビン「私もやるわ! もう大丈夫」

フラン「ん!?」

ロビン「オハラとは…あの時とは違うもの………!!
  恐がることなんて何もない!!
  私はもう…一人じゃないから!!」


ロビンの目にはもう恐怖はない――…。


その後ろの建物――

ルフィとルッチの戦いは…


ルフィ「………うぎ み…みつかった………!!」


ルッチ「バランスの取れねぇ戦闘力だな…
  甘んじて受けるべきだ 
  それがさっきのパワーと引きかえのツケならば
  “生命帰還”「紙絵武身(カミエブシン)」」


ルフィ「!」


ルッチの体は一回り小さくなる。


その場から消えたルッチは――


ルッチ「「指銃」」

ルフィ「!!! うわァア!!!」


ルフィの首を掴んで壁に押し付ける。


ルッチ「結局貴様のフザけた攻撃ではおれは…」


ルフィはルッチの顔を殴る。

それはあまりにも弱かったが 

ルッチの怒りを上げるには効果覿面だった。


ルフィ「べげ!!!!」


さらに強い力で壁に押し付ける。


ルフィ「ゲフ!! あが!!
  は…ハサまった!! ヤベェ」


ルフィから距離を取ったルッチ。


ルッチ「残念だが…そのマヌケな姿のまま死ね!! 麦わら!」


助走をつけて――


ルッチ「「指銃」“斑(マダラ)”!」


ルフィ「う…!! 戻れ体!!
  早くっ!! 早く!! 殺される!!」


ルフィは必死に体を動かすが抜けない。

その時―

ルッチの動きが止まった。


ルッチ「な………!!」


ダメージが足にきていたようだ。


ルフィ「お 戻る!! 戻る!!」


壁から抜き出たルフィは元の姿に戻っていた。


ルッチ「…………!!」


ルフィ「見ろお前!! ちゃんと効いてるじゃねェか!!!」
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