長編(ブック)

□第七十六話
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チョッパ「! ?」

『あ…チョッパー 大丈夫?』

チョッパ「アレ………おれ…体が動かねェ……!!」


ゾロ「……だろうな 全部終わったら話してやるよ」



『チョッパー少しここで休んでいて』

チョッパ「うん……」


アリアは刀を持ってゾロの後を追いかける。


キング「ゾロ! アリア!」


階段を上って周りを見渡す。



キング「ゾロ いや ゾロ君 アリア君」

ゾロ「おい 見ろアレ…
  とてもさっきまでいた島だとは思えねェ」

『これが「バスターコール」よ』

キング「……!! 何なんだ この攻撃は
  ……すでに火の海じゃねェか!!」


後ろからフランキーが追いかけて来て状況を教えてくれる。



フラン「この攻撃はニコ・ロビンを死なせねェ様に命令が下ってる様だ
  んでお前も見つかり次第攻撃対象外だそうだぜ アリア」

『やっぱり……』

キング「――それでこの橋は今狙われねェのか」

ゾロ「死なせねェって事はまだ奪い返すつもりだな」

『そのつもりでしょうね』

フラン「エニエス・ロビーを完全に破壊したら
 次は白兵戦でニコ・ロビンを取りに来るだろう」

キング「もう みんなボロボロな上に
  軍艦にゃスゲェのがいっぱい乗ってるだろ!!
  ルフィは今どこに!?」

フラン「この橋の一本目の支柱の上階からまだ先人が立ってる
  相手は当然“ハト野郎”ロブ・ルッチだ」

キング「近いじゃねェか 手をかせば」

ゾロ「やめとけ ハトの奴はただ物じゃねェ
  巻き込まれてまたおれ達がバラバラになってどうする
  あの軍艦の群れがいつこっちを向いても逃げ道を失わねェ様に
  おれ達はここでルフィを待つ!!
  それでいいんだ
  “嵐”はこれからだぞ!!」

キング「………!!………わかった!!」


そして――


サンジ「……フランキー…おめェの仲間達…」

フラン「……バカ野郎 あいつら悪運だけァ強ェのよ!!
  大丈夫だ うまく逃げてる!!」

『フランキー…』
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