長編(ブック)

□第六十五話
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ルフィは肉を食べ終わると―


ルフィ「おし!! 元気復活だ!!
   ううおおおおおォ〜〜〜〜〜〜!!」


ルフィの叫びに驚き 腰を抜かすスパンダム。


スパン「ぎゃあああ〜!!」


「ちょ…長官!! いかが致しますか!!」


スパン「……!! ルッチ達を呼べ!!
  全員 ここへ集めろ!! 「CP9」に!!
  “麦わらのルフィ” 及び その一味の
  “完全抹殺指令”を言い渡す!!!
  バスカビルへも伝えろ!!
  万が一海賊共に跳ね橋を下ろされるようなことがあったら!!
  てめェの首 3つ共刎ね飛ばしてやるとな!!!」


「は…はっ!! 今すぐ!!!」

「おい 急ぐぞ!」


バタバタと動き始める海兵達。


そんな姿を見ていたフランキーは


フラン「………顔を上げろ ニコ・ロビン」

ロビン「!」

フラン「……あいつら 遂にこんなとこまで来やがった
  おめェコリャとんでもねェ事だぞ…」

ロビン「……」

フラン「お前が仲間達の為に
  政府から出された条件をのんで
  連行された事はわかった
  ――だが その政府との協定も
  ……さっき あのバカ長官にあっさり破られたはず
  お前がおとなしく捕まってるからと言って
  この先 誰が助かるわけでもねェ
  もう あいつらの助けに応じて
  ここを脱出するしか道はねェ筈だ
  ……なのに――ずいぶん冴えない顔してるじゃない…
  ――まるで お前一人がまだ
  何かから逃げ回ってるみてェによ…
  仲間がここで死ぬ事でも恐れてんのか?
  お前が目を逸らしてたら あいつら
  お前を救えねェんだぞ!!」

ロビン「………!!」

フラン「今から お前を麦わらに会わせる」

ロビン「え!?」


フランキーの脱出方法とは―…


その間もルフィは―


ルフィ「お――い!! 誰かいねェのか―――!?
  出て来―――い!!!」


呼び続けていた。
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