長編(ブック)

□第六十四話
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その上では―


ブルーノ「………」


風が吹き抜ける屋上は静かで小さながれきが落ちる微かな音と

下で戦いの声や音が聞こえる。


ルフィの足場にあった小さな穴は大きくなっていて

そこから手が出て来る。


ルフィ「よ」

ブルーノ「………」


ルフィは顔の両側を押えていた。


ルフィ「閉まった 顔のドア」

ブルーノ「当然 ドアは開けば閉まるもの
  よく「嵐脚」を避けたものだ」

ルフィ「うん まあ わけねェや」

ブルーノ「心外だ」


ルフィは服をはたきながらそういった。

そんなルフィにブルーノは一瞬で間合いを詰めて蹴ろうとした。

だが見切られていてよけられたのだ。


ルフィ「! この!!!!」


ルフィは反撃と蹴りをし返したがこれも避けられて

その場から消えた。


ルフィ「飛んだ!!」


ブルーノは「月歩」で空へと飛んで

上からルフィを狙う。


ブルーノ「「指銃」!!」

ルフィ「!」


「指銃」をルフィは後ろへと回転しながら避ける。


ブルーノ「「剃」」


ブルーノは「剃」でルフィの背後へと回り。


ブルーノ「「鉄塊」 “砕”」


「鉄塊」をしたのちその腕と体重で

屋上のコンクリートを砕いた。

ルフィは一瞬で避けてブルーノの背後から走って近づく。


ルフィ「“ゴムゴムの銃弾(ブレット)”」

ブルーノ「「鉄塊」」


ルフィは連発してブルーノに攻撃を仕掛ける。


ルフィ「ぬあァ!!」

ブルーノ「………!!」


そんな連発する攻撃の好きを見て一歩後ろへと下がるブルーノ。


ルフィ「!!」

ブルーノ「「嵐脚」」


その攻撃をルフィは足で軌道を変えて 

ルフィの頭上を通り過ぎて飛んでいった。


ブルーノ「………!!」


そんな信じ難い身体能力にブルーノは驚きを隠せずにいた。
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