長編(ブック)

□第六十一話
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カリファ「さっそくやってくると思ったわ フクロウ」


フクロウ「“六式”遊技! 「手合」っ!!
  武器を持った一人の衛兵の強さを“10道力”として…
  お前達は…暴くぞ暴くぞ!! お前達の強さ!! まず…
  カリファ…630道力 
  ブルーノ…820道力
  カク…!! 2200道力!!
  ルッチ………むむっ…!! 4000道力!!!」

ジャブラ「4000だと!!?
   オイ 真面目に計ったのか!?
   そんな道力聞いたことねェぞっ!!!」

フクロウ「ホント―――だ―――!!
  みんな強くなったー チャパパパ
  ジャブラもクマドリもマリスも
  計ってあるから誰が強いかわかったぞ――!!」


1.ロブ・ルッチ (4000道力)

2.カク (2200道力)

3.ジャブラ (2180道力)

4.マリス (2000道力)

5.ブルーノ (820道力)

6.クマドリ (810道力)

7.フクロウ (800道力)

8.カリファ (630道力)


この結果を教えると―


ジャブラ「おォい 異議ありだ フクロウ!!
   ルッチはともかく カクにまで負けてるとはどういう事だ!!」

フクロウ「チャパパ カクも強くなってしまったー!!」

マリス「ジャブラは自分の力…過信しすぎなんだよ〜」

ジャブラ「うるせー!!
   お前はカクにだって負けてんじゃねェか!!」

マリス「おれは誰とも競ってないんでな〜
  誰に負けてようと関係ないな〜」

ジャブラ「コイツっ……!!
   おう!! いい気になってんじゃねェぞ カク!!
   「手合」はあくまでも 体技のレベルを計る技だ!」


カク「………」


ジャブラ「おれは実戦では“悪魔の実”の能力が加わるんだ
   おめェにゃ負けんという事を忘れるな!!」


カク「好きに思え わしはそんなものに興味ないわい」


マリス「同意〜」


ルッチ「そうさ 野良犬の話などに耳をかすな」


ジャブラ「何が野良犬だ ルッチ〜〜…この化け猫がァ!!」


ルッチ「………」


ジャブラとルッチのにらみ合いがはじまったと同時に影の形が変わり始める。

空気が一気に変わるのを感じた。


カリファ「ちょっとおやめなさい 二人共っ!!」

カク「やけにつっかかるのう ジャブラの奴」


マリス「あれじゃないか〜? なァ フクロウ」

フクロウ「あれだな 今 島の衛兵達の間では
  ジャブラが昨日給仕のギャサリンに
  フラレたという話で持ち切りだ――」

ブルーノ「それでか」


ジャブラ「ちょ!! ちょっと待て!!
  なぜ その話をみんなが知ってるんだ!!」


フクロウ「おれが本島でしゃべってしまった――チャパパパ」

マリス「おれはそれを聞いた〜〜」


ジャブラ「てめェかァ――!!
   おめェも聞いてんじゃねェ―――!!」


ジャブラはフクロウの口を締めながらそういった。


そんな賑やかな光景を眺めていたスパンダムがやっと口を開く。
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