長編(ブック)

□第六十一話
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?「「正門」が開けられちまったぞ オイモ」

?「あァ そりゃいけねェな…カーシー」

?「寝起きでつらいが」

?「仕事だ いこう」


眠い顔をしながら門の前に立つ大きな巨人。


エニエス・ロビー 「本島前門」 門番

カーシーとオイモ。


カーシ「ふァ〜〜〜…まだ寝足りねェなァ……
  早ェトコ おっぱってまた寝るぞ」

オイモ「オイも」


「「「!!?」」」

「「ええ〜〜〜〜っ!!?」」

「…………!!? 巨人族っ!!!」


門をふさぐように立ちふさがる巨人二人。


その頃ルフィは―


「本島」で役人や海兵達に囲まれていた。

それも数人のレベルではない。

数千人レベルである。


「おい“麦わらのルフィ”……」

ルフィ「………」

「仲間は何十人連れてきたんだ? ハハハ…」

「エニエス・ロビーの兵力は“一万”だぞ!!!」

ルフィ「ああ…おれは一人だ 道をあけろ!!」


ルフィはしっかり前を見てそういった。


カーシ「おめェら こんなトコに何しに来たかは知らねェが
  潰れる前に帰った方が ええぞ なァ オイモ!!」

オイモ「ああ カーシー オイも同感
  骨の髄までペチャンコにしちまうぞ!!」


フランキー一家の前に立ちふさがる巨人。


「き…巨人族の門番なんて…!! 反則じゃねェか!!」

「でけェ…!!
 “怪力デストロイヤーズ”がかわいく見える……!!!」


カーシ「さァ帰れ!! この門は通さねェ!!」

オイモ「オイも!!」


「来るぞ!!」

「相手が何だろうとひるむな フランキー一家!!」

「アニキの為だァ!!」

「「「ウ…ウォ―――ッ!!!」」」


怪力デストロイヤーズに三人は武器を構える。


「おい!! わかってんだゴ?」

「ああ」

「おし!!」

「おれ達が行かなくてどうすんだァ!!」

「解体業で鍛えた怪力 巨人族にも劣らんぞ!!」


「「「“デストロイヤーズ”!!!」」」


一人は大砲を

一人は斧を

一人は銛を


巨人に向けて攻撃する。


「ゴォ!!!」

「ウりゃアア!!」

「だらァア!!」


しかし巨人二人に三人はボコボコになってしまった。


倒れゆく三人にフランキー一家も慄いた。


「か…“怪力デストロイヤーズ”の3人が!!」

「またたく間にっ………!!」
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