長編(ブック)

□第六十一話
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「中へ入った!! 門の内側へ急げ!! 
 本島へ入られた!!」


【「本島前門」より「長官」へ!!】


ルフィの侵入はすぐに伝えられた。


スパン「本島への侵入を許した!!?
  一体どういう事だ!!
  “オイモ”と“カーシー”はどうした!!?
  あの二人もやられたのか!!?」


【いえ!! 只今 時刻は夜中ですのでっ…就寝中で……】


スパン「寝てる場合か!! たたき起こせ!!
   本当で寝てる傭兵も全員だ!!」


スパンダムは大きな声で騒ぎ立てる。

それを見ていたジャブラ達。


ジャブラ「侵入者ごときで……
   そんなに喚かんでもいいでしょうに 長官……
   我々がいるんだ」

スパン「バカいえ!!
  ………ここは「世界政府」の玄関として
  その神聖なる“象徴(バッジ)”を背負った司法の島だぞ!!
  ここに攻め入る事が何を意味するのかくらい
  どんなバカでも理解できる筈だ!!
  ――それをたかだか仲間を一人取り返すために
  「本島」にまで乗り込まれたとあっちゃあ 恥だ!!
  ナメやがって“麦わらの一味”と その部下共!!!」


その頃にはもう エニエス・ロビー 「正門」では

フランキー一家もガレーラも全員で

「正門」の役人や海兵達と戦っていた。


【門番!! 状況を説明しろ 門番!!
 敵の数は!? 現在地は!!?
 応答せよ 「正門」!!】


子電伝虫を持っていた海兵はすでに倒れていて連絡がつかなかった。


パウリ「ロープアクション
  “フィギュアオブ・エイト・ノット”!!!」

「ぐあ!!」


ザンバイ「“バズーカバット”!!」

「ふが!!」

ザンバイ「まだまだ…弾が勿体ねェわ!!」

パウリ「横の扉から鍵が開くハズ 門を開けろ!!!」

「「「オォ!!」」」


フランキー一家の手の空いている者達が横の扉へと向かう。


「開けさせるなァ―――!!」

「「邪魔だわいなァ!!!!」」

「うお!!」


シスターズも刀を持って参戦している。


キウイ「モズ!! 左へ!!」

モズ「了解だわいな!!」


「行かせんぞ!!! うお!! 鼻から寝グセが!!」

ルル「他所見禁物!!」

「うおォ!!」


タイル「“竜骨折り”!!!」

「「「ウォアアアア!!!」」」


皆が力を合わせてどんどん倒していく。


そして―


「開門だァ〜〜〜〜!! “怪力デストロイアーズ”!!!」

「「「うおおおお〜〜〜〜!!!」」」


フランキー一家の中でも大きめの三人組が扉を押していく。


「開かせるな――!! 死守しろォ!!」

「「「ウオオオ―――!!」」」


少しずつ開いていく扉。


開けるのを邪魔しようとする海兵達をバズーカで蹴散らしながら―


「なだれ込め!!!」

「「「うおおおおお!!!」」」


一斉に扉を開けて―


「第1の門 「正門」 突破だ――――っ!!!」

「「「うォっしゃ〜〜〜〜っ!!!」」」


突破した喜びの次は―


「うおーっ!! 何じゃこの穴は―!!!」

「目もくれるな 前進しろ――!!」

「「本島前門」へ走れー――っ!!」

「滝だ―――!!」


フランキーと似たような反応をする者

先へ進めと叫ぶ者

走り出す者―…。


その先には―…
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