長編(ブック)

□第六十話
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中では―


ゾロ「どうした」

ザンバイ「さっきのカエルとばーさんが会話してる」

チョッパ「じゃあ ばーさんはカエルだったのか?」

ルル「確かに人間よりカエルぎみだな」

モズ「アンタら 後でぶっ飛ばされるわいな」

キウイ「わいな」


あらぬ方向へと話が曲がっていた。


ココロ「おめー 8年前にトムさんを連れてかれたあの事件から
  来る日も来る日も“海列車”に戦い挑んで
  ……強くなりたかったんらろ……?」

「ゲロッ!!!」

ココロ「もう二度と大好きな人が自分の目の前からいなくならねェ様に………!!
  大好きな人を守れる様に」

「ゲロォ!!!」

ココロ「だったら!! その修行の成果を見せるときは今ら!!
  おめェの大好きなフランキーが今…
  トムさんと同じ様に連れてかれちまったんら!!
  今 この船もあいつの下へ向かってる
  一緒に来るかい!!?」

「ゲロォ――ッ!!」

ココロ「麦わらぁ 仲間一人追加ら!!」

ルフィ「わかった!! へー!!
  ばーさん本当はカエルなのか?
  やっぱ海獣なのか?」

『こらァ!! ルフィ!
 失礼な事言うんじゃないわよ!!』

ココロ「んがががが どっちでもいいわね んな事ァ」

『よくないです!!』


ココロは運転室へと戻っていく。


『久しぶりね ヨコヅナ!
 少しのあいだよろしくね!』

「ゲロッ!!! ゲロ――!!」

『アッハッハ!! くすぐったいわよっ!!』

「ゲロッ!!」

『私の弟のルフィよ 仲良くしてね』

ルフィ「アリアはこのカエル知ってんのか?」

『昔に何回かあった事があってね
 その頃はこんなに小さかったのに……』

ルフィ「おめェ すんげー大きくなったんだな!!」

「ゲロォ!!」


ヨコヅナに抱き着かれたアリアは

ルフィと一緒に外で様子を見ることに―…


ナミ「ココロさん 8時の方角にいい潮流見つけた!!」

ココロ「よ――し 一気に行くよっ!!」


ザンバイ「おい!! ねーちゃん ねーちゃん
   島に到着する前にキングブルとウチの一家を拾ってくれ!!
   絶対役に立つからよ!!」


ココロ「――だ そうらよ」

ナミ「わかった!」

ココロ「さァ だいぶロスしちまった 取り戻すよ!!」


ルフィ「ウオ〜〜〜〜っ!!」

「ゲロォ―――っ!!」

『ルフィ…どっかに掴まってなさい!』
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