長編(ブック)

□第五十九話
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落ちて来たフランキーにサンジが―


サンジ「お前な…一体どこから」

フラン「! アウ!! おめェラーメン野郎は片付いたのか」

サンジ「丁度 今な」


サイファポールの人間が同時に二人もやられたのを見ていたルッチ達。


カリファ「急に騒がしくなったわね」

ブルーノ「護送の為の兵士は結局全滅か……」

カク「別に期待もしておらんがのう……」


サンジ「アイツらだろ 直接ロビンちゃんをさらってったのは」

フラン「気ィつけろ 妙な体技使うぞ」


ルッチ達の前に倒れていたネロが目を醒まして 立とうとする。


ネロ「ウ……く……」


ルッチ「コイツは何だ?」

カク「コーギーの言うとった 「CP9」の新入りじゃろな
  ネロとかいう「四式使い」」


ネロ「………!! ハァ 畜生ォ………!! ハァ
  ハァ…もう許さねェっしょ……!!
  おれは戦闘の天才と言われてきた男だぞ!!
  もう構わねェ……殺してやる」


ルッチ「……おい 新入り」


ネロ「……アァ…アンタ…
  ロブ・ルッチだな 挨拶が遅れたねェ………!!
  ちょっと待ってくれよ 今あいつを殺して…」


ルッチ「フランキーは生け捕りだ 
   感情に任せて任務を見失うとは………イヤ もういい
   3秒やるから…さっさと逃げろ」


ネロ「!? は!?」


ルッチ「3……」


ネロ「逃げるって…誰から……」


ルッチ「2…」


ネロ「え……ちょっとウソだろ!!」


ルッチ「1」


ネロ「やめろ バカなマネ!!! 「剃」!!!」


ルッチ「………」


ルッチはネロに「指銃」をしようとしていたが

ネロは寸前で「剃」を使って逃げた―…。

様に見えた。


ネロ「ぐあァ!!!」


ルッチの「嵐脚」がネロの背中を襲う。


ルッチ「何もかも半端なお前に「CP9」は務まらん
   「六式」揃ってこその「超人」だ 坊や……」


ネロは海へと投げ出されてしまう。


ルッチ「カリファ」

カリファ「はい」

ルッチ「後で長官に一報を
   「新入りは弱すぎて使えませんでした」と」

カリファ「了解」
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