長編(ブック)

□第五十八話
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そんな第4車両より前にある第2車両では現状が伝えられていた。


カリファ「後部2車両切り離された!?
  あなた達一体何をやってるの!?」

「申し訳ありません!!
 強力な戦力「Tボーン大佐」まで
 切り離されてしまった次第で」

カリファ「――では 今の列車内の状況は?」

「――は 只今列車は全5車両で
 兵士は全員やられ 残っているのは第4車両のワンゼ氏
 第3車両のネロ氏
 後はこの第2車両の皆さんのみで」

ルッチ「――敵もバカじゃなさそうだな……
  だが 事実上こっちに不都合があるとすれば
  フランキーが自由の身である事だけだ
  我々の任務は「フランキー」と
  「ニコ・ロビン」をエニエス・ロビーへ届ける事のみ
  ――それ以外はこちらサイドの誰が
  どうくたばろうと任務に支障はない」

カリファ「敵の姿は見たの?」

「ええ まず 捕まっていた 例の二人…
 一人は妙な仮面をつけていましたが
 それと見た事のない金髪のスーツの男
 計3人で……」

カク「そいつは長鼻の男と同様“麦わら”の仲間じゃろうな
  目的は当然 ニコ・ロビンの奪回
  フランキーはその手伝いというところか」

ブルーノ「ルッチ おれがニコ・ロビンを見張っていようか」

ルッチ「……必要ない フランキーをもう一度捕える事だけ考えろ
  ニコ・ロビンを取り返す事など
  あいつらには絶対にできない」


ルッチの不敵な笑みと言葉の意味とは―…。
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