長編(ブック)

□第五十七話
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その頃の第7車両では―…


「くまなく探せ!! 何か証拠が出るハズだ!!」

T「これはいかん!! 重傷だ!!
 これで間に合わせよう!!」


この頃にはTボーンの羽織りも短くなっていた。


第4車両―…


「ワンゼさん!! 列車内 今大変で…」

ワンゼ「うるせー!! もー!!
  大変なのはこっちだ!!」


第3車両―…


「ネロさん 罪人達が脱走を!!」

ネロ「ん?」


各車両に連絡が回っていた。


そして―

第7車両の窓が開いてる事に気づいた海兵が―

そこへ乗り出して 上の方を見た。


「あ!! 見つけた…」


サンジ「しまった!!」


海兵は大きな声を出そうとしたが―


?「“メタリック・スター”!!!」

「うわァ!!」


「「!!?」」


海兵は何処からか手を狙われて 

滑らせて落ちていってしまう。


フラン「誰だ!!!」


?「話は全て 彼から聞いたよ」


マントをはばたかせる姿が見える。


?「お嬢さんを一人…助けたいそうだね
 そんな君達に手を貸す理由はいらない
  私も共に戦おう!!
  私の名は“そげキング”!!!」


変な仮面をつけ 赤いマントを風になびかせるその男。


9割ウソップである事は明白だった。


テーマソングまで聞こえて来る始末…。


フラン「何やってんだ あいつ」

サンジ「まァ 気持ちをくんでやれよ」

フラン「おい こっち来い!!」


キング「あ はい」


サンジ「………」


ウソップ…基―…そげキングがサンジ達の元へとやってくる。


サンジ「よし!!
   じゃあ ロビンちゃん奪回作戦を決行する!!!」

キング「――君達 初対面の私に何か質問などないのかね
  そげきの島ってどこにあるの?とか」

サンジ「――まず お前らがいたのは第6車両
   残る車両はあと5つ!!
   そのどれかにロビンちゃんはいる」

キング「それはね 君の心の中さ!!」


そげキングの話は無視をしながらサンジは話を進めていく。


サンジ「――時にお前……強ェのか?」

フラン「スーパー強ェぞ バカヤロウ
  今週のおれは特に強ェ!!」

サンジ「最終的にはロビンちゃんを救出できれば勝ちだが 敵は多い
  下手に先走って 狭い列車の中で囲まれちまうと厄介だ
  ムダな戦いは省いて順序よく主力を潰していく方が得策だろう
  そこで一つ作戦がある よく聞け」


サンジは考えた作戦を二人に伝えていく。
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