長編(ブック)

□第五十七話
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T「………屋根の上か…!!」


Tボーンは屋根の方を見ると―

2両先の方に影を見つけた。


T「………!? まさか!!!」


Tボーンは車両全体に聞こえるように大きな声で―


T「全員前方車両へ引き返せ!!
  これは“罠”だ!!」

「「「!!? 罠!?」」」


すると第6車両の前方にある扉が急に閉まる。


「!? わ!!」

「何だ!? 引き返そうにも……!!
 ドアを閉められた!!! 誰だ!!!」


海兵と役人は扉にある窓を除くと―


「「あ〜〜〜っ!! 車両が切り離されてる〜〜〜っ!!!」」

「「「「何〜〜!!?」」」」

T「…………遅かったか……!!!」


どよめく車内。


「畜生ォ――!!あいつらだ――!!」


サンジ「そんじゃ みなさん!!
  海王類にお気をつけて!!
  よい旅を!!」

フラン「達者でな――!!」


サンジ達は第5車両の最後尾で手を振って海兵と役人達を見送る。


サンジ「2車両分 これでざっと50人は兵士(ザコ)が減ったろ」

キング「しかし サンジ君
   同じ線路上を麦わらのルフィ達が通ってくるんじゃないかね」

サンジ「まあ…何とかするだろ」


そんな第5車両の中でも―


「こ…このヤロ――!!
 ドアごと吹き飛べ――っ!!!」


と役人の一人が扉を蹴ろうとしていた。


サンジは扉を開けて


サンジ「あ 外出ですか」

「ええ〜〜〜っ!!?」


その役人は海へと落ちていく。


サンジ「ようしやるか 残り5車両」


サンジ達は車内へと入っていく。
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