ワンピースパーティ(ブック)

□第六話
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二回戦 サンジVSトラ男 

かけっこ対決


ロー「先に向こうにあるゴールテープを切った方が勝ちだ」

サンジ「わかった 言っとくがあれは無しだぞ…
   公園にある登る遊具……」

ロー「「ジャングルジム」じゃねェよ!!
  「シャンブルズ」だ!!」


ゴールテープ近くではチョッパーたちが応援する。


ルフィ「しっしっしっ よし!!
  いくぞ!!」

「「おう!!」」

ルフィ「位置について!!
  よ――い……スタート!!」


銃を構えてルフィは掛け声を上げる。

2人とも各々スタート準備をする。

銃声の音と同時に走り出す二人。


チョッパ「ウオ〜〜〜ッ!! 2人共速いぞ!!」


ロー「なかなかやるな……」

サンジ「フン!! お前もな…だがこれで終わりだ!!」

ロー「!?」

サンジ「ドフラミンゴ!!
  ドフラミンゴ!! 
  ドフラミンゴ!!」

ロー「!!」


チョッパ「あ――ッ!!
   サンジのトラ男を精神的に追い込む作戦だ――ッ!」

『あれするのどうにかしてくれないかな…
 寒気が止まらなくなるのよね…』

ナミ「どんだけドフラミンゴ嫌いなのよ」

『名前を聞いて鳥肌が立つくらい』

ロビン「相当ね」


ロー「くっ……!! 黒足屋!!
  おれの同じ攻撃が何度も通用すると思うなよ!!」

サンジ「何!?」

ロー「コラさん!! コラさん!! コラさん!!」

サンジ「!?」


『二人の上にドフラミンゴとロシーが見える……!』


フラン「どういうことだ!?」

ウソ「なるほど!!
  プラスでマイナスを打ち消す事で
  ダメージをゼロにしてるんだ!!
  プラマイゼロだ!」

チョッパ「頭脳プレーだ!!」


ルフィ「なるほど!!
  激辛カレーに砂糖を入れると辛くなくなるみたいなことか!?」

『ちょっと違う!!』


サンジとローは「ドフラミンゴ」「コラさん」と

言い続けながら走っている。


チョッパ「なんか代理戦争みたいになってる―ッ!!」

ゾロ「なんだよ コレ…」

『ロシー!! 頑張れー!!』

ウソ「お前は誰を応援してんだよ!!」 


ロー「黒足屋 こっちがいつまでも防戦一方だと思うなよ…」

サンジ「!?」

ロー「カマバッカ!! カマバッカ!! カマバッカ!!」

サンジ「!! ゴフォッ!!」


ウソ「サンジの苦手なカマバッカで反撃してきた――ッ!!」

チョッパ「サンジが倒れた――!!」

フラン「これもうかけっこ対決じゃね――ッ!!」



ロー「よし!! おれの勝ちだ!!」


サンジ「くそう…ローの野郎…」


ナミ「サンジく――ん!!」


サンジ「!!」


ナミ「がんばって――!! こっちこっち――!!」

ロビン「ゴールはもうすぐよ」

『ウチが敗けるなんていやよ―!』


サンジ「…………!!」


サンジはカマバッカでのダメージなど忘れて立ち上がり。


サンジ「んナミすわぁ〜〜〜ん♡
   ロビンちゅわぁ〜〜〜ん♡
   アリアすわぁ〜〜〜ん♡」

ロー「!!! 速―――ッ!!」


ものすごい速さで ゴールへと向かうサンジ。


そして終了の合図。


チョッパ「サンジの勝ち〜ッ!!」


ロー「ウッ……!! 急に走ったからお腹痛い……!!」

ウソ「弱ッ!! 身体弱ッ!!」
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