長編(ブック)

□第四十一話
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トンジットの移住準備をして海岸へと向かう。


クザン「たまには労働もいいもんだ」

ルフィ「ほんとだ いい気持だ!!
  お前なかなか話せるなー!!」

『打ち解けてるし……』

トンジ「いやすまんな 手伝ってもらって
  さァ チーズでもどうだ お口に合うか」

ウソ「やめろそれ!!!」


ルフィ「――で? どうすんだ?
  このままおめェが 馬も家も引っ張って泳ぐのか?」

クザン「んなわけあるか……少し 離れてろ……」

『私は向こうにいるわ――
 下手したら 凍っちゃうから―……』

ルフィ「ん? おう」


クザンは海に手を入れる。

その瞬間 海王類がクザンに襲い掛かる。


トンジ「!! いかんっ!! この辺りの海の主だ!!」


ウソ「何だおい!! お前 逃げろォ!!」

ルフィ「危ねェぞ!!」


『楽勝ね……』


クザン「“氷河時代(アイスエイジ)”!!!」


すると一瞬で海が凍る。

その影響で海王類も凍ってしまう。


これに驚いて一行は声が出なくなる。


『この寒さだけはだめね………動かなくなりそう……』


腕をさすりながらその様子を見続ける。


ゾロ「悪魔の実!!!」


ルフィ「海が 凍った………!!!」


ロビン「自然系……“ヒエヒエの実”の氷結人間……!!
   ――これが“海軍本部” 「大将」の能力よ……!!」


クザンは立ち上がり―


クザン「――一週間は持つだろう……のんびり歩いて……
  村に合流するといい……
  少々冷えるんで…温かくして行きなさい………」

トンジ「………夢か これは……
   海が…氷の大地になった…!! 
   なァ シェリー…海を渡れる
   村のみんなに会えるぞ!!
   10年ぶりだ………!!
   あんた!! ありがとうなァ!!
   ありがとう!! ありがとう!! 
   何ちゅう奇跡だ!! ありがとうなァ――!!」


クザンはこっちに向かって歩いてくる。


『凍らせすぎじゃないかしら?』

クザン「そうか? ま――大丈夫だろ」

『きっと あなたがいなくなったことで今 本部では大騒ぎね』

クザン「ぼちぼちだろ」
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