長編(ブック)

□第四十一話
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サンジ「た………大将っておめェ……!!
  ど…どんだけ偉い奴だよ」

ロビン「海軍の中でも“大将”の肩書を
  持つ将校はわずか3人………!!
  “赤犬” “青雉” “黄猿”」

『その上には海軍トップの元帥センゴクが君臨するだけ
 世界政府の“最高権力”と呼ばれる内の一人が…その男―…』

ウソ「何で そんな奴がここにいるんだよ!!
  ……もっと何億とかいう大海賊を相手にすりゃいいだろ!!
  ど…どっかいけ―っ!!」


ピリピリしている空気の中 当の本人は―


クザン「あららら
   こっちにも悩殺ねちゃん スーパーボイン!!
   今夜ヒマ?」


サンジ「何やってんだ ノッポコラァ!!!」

ウソ「話を聞けオラァ!!」


クザン「ちょっと待ちなさい お前ら まったく…
   そっちこそ話を聞いてたのか?
   おれァ散歩に来ただけたっつってんじゃないの
   カッカするな だいたい
   お前らアレだよ…ホラ…!!
   ――忘れたもういいや」


「「話の内容グダグダか お前っ!!!」」

『相も変わらずね クザン……』


クザン「昔の方が可愛げあったんじゃないの アリア
   でも今は美人になったな―…」


『うるさいわね……』


クザン「あの人がうるさくなるのも無理ねェな」


『今は関係ないでしょ?』


ウソ「おいおい お前ら
  こんなのが海軍の大将なわけがねェ!!!」


クザン「オイオイ そうやって人を見かけで判断するな
   おれの海兵としてのモットーは「ダラけきった正義」だ」


「「見かけ通りだよ!!」」

『………』


クザン「――とにかく まァ…あァちょっと失礼 立ってんの疲れた…」


ウソ「じゃ さっき何で立って寝てたんだ」


クザン「――そんでまあ 早ェ話
  お前らをとっ捕まえる気はねェから安心しろ
  アラバスタ事後 消えたニコ・ロビンの消息を
  確認しに来ただけだ
  予想通り お前達と一緒にいた」


『なるほど……』

サンジ「ほんっとやる気ねェんだな コイツ」

ウソ「ふてぶてしさはある意味“大将”だ」
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