長編(ブック)

□第四十一話
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イトミ「そうだ!! 最後の取引が待ってるよ!!
  指名権は勝利チーム 船長“麦わら”!! 
  “船大工をご所望の様子だよ
  そうなると本命は50人の船大工のボス!! ソニエか!?
  はたまた戦う船大工ドノバンか!!?
  本能の赴くまま お色気船大工ジーナ姉さんか」


ハンバ「ぷぷ」

フォクシ「フン」

ポルチェ「チャッピーが欲しかった」


イトミ「しかし!! 誰を選ぶも自由!!
  さァ決めてくれ〜!!」


ルフィ「海賊旗をくれ!!!」


「「「「「「何―――っ!!!?」」」」」」


サンジ「お!! おい ルフィ!!
   いいのか!? お色気船大工
   ジーナ姉さんはいいのか!?
   後悔しねェか!?」

ルフィ「欲しい物貰ったら何の為に
  決闘受けたんだかわかんなくなるもんな」

ナミ「よかった」

『あんな奴らからの船大工なんてお断りよ…』


フォクシ「……そんなバカな!!
  迷わずおれ達の誇りを奪おうというのか!!!」


ルフィ「いいよ 帆は それがねェと
  お前ら 航海できねェだろ」


「えぇ!!? なんて慈悲深い……!!」

「――だが 帆にも印が入ってるんだ!!
 もうあれをかかげるわけには……!!」

フォクシ「情けは無用だ 奪うもんは奪って貰うぞ!!」


ルフィ「………わかった
  じゃあ マークだけ貰えばいいんだから
  おれが上から新しいマークに描きかえてやるよ 
  そしたら帆まで取らなくてもいいだろ」


フォクシ「麦わら……お前ってやつァ……!!」


ルフィはペンキを手に持ち 帆に絵を描いていく。


『良いざまだわ……』

ウソ「お前結構 根に持ってるだろう……あいつらの事」

『さぁ?』


ルフィは楽しそうに絵を描いていて―

それを見ながらのんびりしている。


そして―


ルフィ「できた!!」


ルフィが描いた帆をつけると―


ルフィ「これでよし!!」


フォクシー海賊団全員で膝を地面につけて落ち込んだ。


『アハハッ……!』

ルフィ「めちゃめちゃ感謝されてる!」

『よかったわねー!』


「「「してねェよ!!!!」」」


チョッパ「アリアー!! 助けてくれー!!!」

『チョッパー?』


飛んで来たチョッパーを抱きしめると 

目の前にはポルチェがいた。


ポルチェ「チャッピーを貸してちょうだい!!」

『ヤダ』

ポルチェ「なに!?」

『貸しても何も チョッパーは物じゃないし
 大事な人から貰った名前を
 ちゃんと呼べないヤツになんか渡せないわ』

チョッパ「アリア〜〜〜っ!!」

『さぁ 行きましょ!』

ポルチェ「キィ――!! なによ!! もう!!」


イトミ「勝者!! “麦わらの一味”!!!
  デービーバックファイト これにて閉会〜〜〜!!!!」


フォクシー達は船に乗り込んで 船を動かし始める。


ウソ「はー よかった!! やっとメリー号が解放された!!」


フォクシ「……おい!! 麦わらァ」

ハンバ「ぷぷ」


ルフィ「ん?」


フォクシ「おーぼーえーてーろ〜っ!!!!」


ゾロ「どこまで面白いんだ あいつら」

『さて ルフィ! トンジットさんの所行こ』

ルフィ「おう!!」
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