ワンピースパーティ(ブック)
□第五話
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バルト「いやーしがし…
ドレスローザで会えながった先輩方にも会いだがったべ〜
ブッルク先輩には“音貝”にサインしてほしかったべー
サンジ先輩にはレストランバラティエで
ギンさんに出したシーフードチャーハンをリクエストしたかったべ〜」
ウソ「どんだけ詳しいんだよ…」
バルト「あ!!
おれ サンジ先輩と2年前に一緒に
撮っだ写真あります」
ルフィ「え!? お前もうサンジと会った事あんのか?」
バルト「ハイッ!! コレです♡」
取り出した写真には―
ルフィ「これサンジじゃねェよ!!
こいつは“鉄仮面”のデュバルだ!!」
『逆にそっちにあったことあるの…?』
ウソ「えええ〜〜〜〜ッ!!?」
バルト「ほんでチョッパー先輩にはスリスリしたかったべ〜〜」
ルフィ「チョッパーは怖いものが苦手だから
お前の顔見たら泣くかもな」
バルト「えっ…? それは困るべ…」
『確かに逃げちゃうわね…』
ルフィ「キバが怖ええから全部抜いた方がいいな」
バルト「鼻ピアスも取ってマユゲも書いた方がいいですか?」
ルフィ「そうだな!!
髪も七三分けにしてメガネかけてスーツ着るか!!」
バルト「じゃあ名前も“人食わない”に変えます!!」
『そんな簡単に色々変えられるの…?
アイデンティティとかは……』
しかし想像したバルトロメオは―
ルフィ「………コレはコレで怖えぇな」
バルト「ですね」えへへ♡
ウソ「何だこの無駄なやりとりは!!」
ゾロ「ところでよ…」
バルト「!?」
ゾロ「お前がずっと背負っているその木はなんだ?」
『あ…気になってた』
バルト「ハッ!! 忘れでだべ!!」
背負っていた木材を降ろす。
バルト「あの…おごがましいお願いですが…
ルフィ先輩とゾロ先輩に…
この木にサインしでほしいんですけんど……」
ルフィ「木に? 何で木にサインするんだ?」
『またどこかで使われてたやつ?』
バルト「ハイッ!!
これはシェルズタウンでゾロ先輩が
張り付けにされでだ時の木です!!」
ルフィ「あ―――あん時のかー」
『へぇ〜』
ゾロ「ふっざけんな〜〜ッ!!
なんでそんなもん持ってんだ〜〜ッ!!」
バルト「これはただの木ではねェです!!
「未来の海賊王」ど「未来の世界一の剣豪」が
出会っだ瞬間に居合わせだ木です!!」
ゾロ「泣きながらスリスリしながら言うな――ッ!!」
ロビン「アリア」
『ん?』
ロビン「ちょっと手伝ってくれるかしら?
運ぶだけなんだけど」
『いいわよ』
ロビン「助かるわ」
出来上がった料理をテーブルに並べるロビンとアリア。
それを座って見るルフィ達。