長編(ブック)

□第三十三話
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ゆっくり降りていくメリー号に異変が起きたのは

その少しあと 甲板でゆっくりしていた時だった―


タコバルーンがだんだん縮んでいたことに

気づいた時にはもう遅かった―…

一気に急降下をし始め 青い海へと勢いよく落ちた―…。


海が甲板に入ってきて巻き込まれるルフィ達。


サンジ「ナミさん!! ロビンちゃん!!
   アリアさん!! 無事か!?」

ルフィ「んべっ!!」

ナミ「ハァ…ハァ…びっくりした 
  急にタコが縮むんだもん…!!」

『あー…力が入らない…っ』

チョッパ「どうなってんだ!?」

ロビン「空気もれかしら………」

ルフィ「ハァ………!! 
  でも…何とか着いた…死なずに……
  お前…ありがとうな……!」


ルフィはタコバルーンをつかんでお礼をいった。

それはちゃんと海に逃がしてあげて―


サンジ「………しかし……すげーとこに行ってたんだな」

ロビン「落ちてみると…また遠い場所ね……」

ナミ「夢でも見てたみたい…」

チョッパ「夢の国だもんな――…またいつか行けるかな」

ゾロ「死にゃ行けるんじゃねェか? 近くまで」

ウソ「ゾロ お前天国に行ける気でいんのか?」

『それ案外ひどいわよ ウソップ』

ルフィ「よ―し………野郎共〜!!
  帆をはれ〜〜!!
  行くぞ 次の島〜〜!!」

ウソ「おい ちょっと待てよ ルフィ
  少しは休ませろ!!」

ナミ「甘い甘いっ!!
  そんな事言ってられる海なら
  誰も苦労しないでしょ!?
  波が少し変なの」

『波が変?』

ウソ「んなコト言ってもおめー」

ナミ「さァみんな動いて!! 
  “とり舵”!! ほら来た」

『え!?』

チョッパ「うおああああ!!」

ウソ「全速前進―――っ!!
  大波だ〜!!!」


ナミが振り返った方には大波が襲ってきていた―

その中には「シーモンキー」が来ていた。
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