長編(ブック)

□第二十九話
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ルフィの意思のない攻撃にエネルは避けられない。


ルフィ「もう逃がさねェぞ!!!
  “ゴムゴムの”……!!!」

エネル「く……待て…!!?」

ルフィ「“バズーカ”!!!」

エネル「!!?…・……グフッ!!!」


エネルは次の攻撃が読めているが体が動かせずにいた。


ルフィ「“ゴムゴムの……回転弾(ライフル)”!!!」

エネル「!!!」


ルフィの攻撃はエネルに直撃。

エネルは衝撃で吹き飛んで黄金にぶつかる。


ルフィ「ハァ……ハァ……ハァ……」


ナミ「……やった……!!…でも舟が……!!」

『まだ倒してないわ……っ』


ルフィ「!」

エネル「…ハァ…ハァ…」


ナミ「……!!」


エネルはそこに座り込む。


エネル「……!! バカめ………!!
  これ…これしき………
  ゲホ ハァ…ハァ………ハァ…
  貴様さえいなくなれば 私の天下なのだ
  再び……!! 
  誰もが私に怯え…崇め…奉る……!!
  ……私の……世界 貴様などが…
  この私に敵うものか!!
  不可能などありはしない 
  我が全能なる 神である!!!」


“神の島”から浮き始める舟。

エンジェル島からも雲隠れの村からも目視できていた。

雲隠れの村からしてみれば何が起きているのかわからなかった。

だが ここに エンジェル島の人が逃げるように声をかける。


エネル「……見てろ ゴム人間………
  堕つ 島の絶望……
  もう誰にも止められん………っ!!」

ルフィ「やめろ!!!」


ルフィはエネルに立ち向かうが

エネルは背後の黄金をとかし 

それをルフィへと向ける。


ナミ「え 金の壁を!!」

『ルフィ!! 避けて!!』


ルフィ「!」

エネル「“雷(グローム)”!! “冶金(パドリング)”!!!」

ルフィ「!!?………!!」


金はルフィの右腕に大きな球体となって固まる。


ルフィ「あ…熱ィ〜〜〜っ!!」


ナミ「ルフィ!!」


エネル「ガハ………ハァ!!……ハァ
   ヤハハハ……」

ルフィ「何を…あァっ!!……!!
  抜けねェ!! 抜け………!!
  え え!?」

エネル「……ハァ…青海のゴム人間……
  何も無理に私がお前と…
  勝負する必要などないのだ…」

ルフィ「外せェ!! この野郎!!」

エネル「またお前に手を出して…
  噛みつかれてはかなわんからな
  このまま別れようじゃあないか 
  この金塊は……貴様の善戦を称え」


ナミ「!」

『!!』


エネル「………くれてやる………!!」


エネルは金塊を蹴り 舟の外へと飛ばす。
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