長編(ブック)
□第二十九話
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エネルは矛を突き立てるが
それを軽く避けるルフィ。
ｴﾈﾙ「ぬ！！？ ！？」
『……読めない……』
ﾅﾐ「へ？」
『ルフィの動きが読めなくなった…！
エネルも一緒のはずよ』
ﾅﾐ「そっか 何も考えてないから…」
ルフィはよけ続けるが―
ﾙﾌｨ「……！！ ボーッっとしてるから
おれも攻撃できねェ」
ﾅﾐ「ばかかっ！！」
『はぁ……』
ﾙﾌｨ「何とか捕まえちまえば
押されやしねェんだけど…そうだ！！」
『次は何…？』
次にルフィは体の力を抜き始めて―
ﾙﾌｨ「“ゴムゴムの たこ”」
ﾅﾐ「変なアイデアやめろーっ！！」
『もうそれゴムでもなんでもないじゃない…』
ｴﾈﾙ「“心網！がお気に召さん様だな 当然だ…
それも私の圧倒的な力の理由！！」
ﾙﾌｨ「あそこがいいっ！！」
ルフィは黄金の方へと行く。
ﾙﾌｨ「“ゴムゴムの……！！」
ｴﾈﾙ「何をしようと所詮
貴様は雷が効かんだめの無能者！！」
ﾅﾐ「え！！？ 何で船を！？」
『……んー……やろうとしてることはわかるんだけど…』
ﾙﾌｨ「“たこ花火”！！！」
ルフィは黄金に向けて攻撃をし始める。
それははじき返されてエネルの方へと飛んでいく。
ｴﾈﾙ「バカめ！！
私には当てられんっ！！
船でも壊そうというのか！！
無駄だ！！」
ルフィは無心で黄金を殴り続ける。
ｴﾈﾙ「ん！？」
それはエネルに当たり…。
飛んでいく。
ｴﾈﾙ「………………！！」